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アメリカ本国での訓練に参加するためきょう未明、嘉手納基地から戦闘機や空中給油機が次々と離陸し、周辺の住民地域が100デシベル以上の爆音に包まれました。

謝花記者「戦闘機は住民地域に近い側の滑走路を使用し発進しているため今回は特にものすごい爆音です」

嘉手納基地を飛び立ったのは、F-15戦闘機9機と空中給油機2機の合わせて11機で、午前2時ごろから2時間以上にわたってエンジン調整音を響かせたあと、4時すぎからおよそ10分間に11機が次々と離陸しました。

このため屋良地区では4時15分に104.7デシベルを記録したのをはじめ、100デシベル以上の騒音を6回も記録しました。

嘉手納基地報道部ではアメリカ本国で行われる空中戦の訓練に参加するためとしてきのう嘉手納町に連絡。これに対し町側は深夜や早朝に離陸しないよう求めましたが、今回もアメリカ軍は強行に実施しています。

周辺住民「びっくりしました。寝られないです。この後からは」「サイレンも鳴っていました。戦争みたい」

ところで嘉手納基地ではきょう午後0時40分ごろ、飛行中の航空自衛隊F-4戦闘機が緊急着陸し、滑走路に張られたワイヤーでようやく停止しました。油圧系統のトラブルと思われます。

きょう早朝に離陸した戦闘機など11機は、実は太平洋上の悪天候のためすべて引き返しています。アメリカ軍は明日とあさっての2日に分けて再び早朝の同じ時間帯に離陸する方針で、住民の安眠は後回しの考えは変わりません。