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県が工事中止を求めて文書

政府が辺野古に土砂を投入すると言っている14日まであと2日となりました。県はさきほど、工事の中止を求める文書を沖縄防衛局に手渡しました。

土砂投入に向け、準備が進められている辺野古。沖縄防衛局を先ほど県の職員が訪ね、工事の中止を求める「行政指導文書」を沖縄防衛局に手渡しました。

県辺野古対策課の多良間一弘課長は「沖縄防衛局が違法に工事を進めることは、断固として容認されず、ましてや土砂を投入することは絶対に許されない。ただちに工事を中止するよう強く求める」と話していました。

県は、沖縄防衛局が埋め立て承認撤回を無効にした執行停止の申し立てについて、「私人と同様の立場であるなどと言い逃れることはできない」と改めて批判。

埋め立てに使う岩ずりの採取場所や搬入経路が、防衛局が工事の前に提出した内容と異なっていると新たに指摘しました。今回の文書によって工事を止める効力はないものとみられますが、県では、こうした指導内容を今後の訴訟の場で争う材料にする狙いです。

一方、安和桟橋で積まれている土砂に赤土が混ざっているのではという疑惑があがっていることについて、菅官房長官がコメントしました。

菅官房長官は「(Q映像には赤土が混ざっている。安倍総理は、県民の思いに寄り添うという発言を撤回すべきでは?)まったく考えていません」と話しました。

玉城知事は12日に上京。13日に岩屋防衛大臣と面談し、工事を中止するよう直接訴えるものとみられています。