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22日、新基地建設抗議集会の現場では、多くの人の目の前で男性2人が拘束され、逮捕される事態となりました。

事件が起きたのは、22日午前9時過ぎのことでした。

目撃者の1人は「市民が奥の方に確保され、脅しをかけられたので、(平和運動センターの)博治議長や私たちが猛抗議をかけました。ちょっと興奮していた何人かが、黄色い線より30〜50センチぐらい前に出ました」と話しました。

また別の目撃者は「線の中に入らないようにということで、みんなに守るように指示をしていたんです。メンバーが下がった途端に、残っていた山城さんめがけて4,5人がかかっていって、中に引きずるようにして連れて行かれました」と話しました。

また目撃した女性は「足を持って3人で、頭を下にして引きずっていきました」と話しました。

今回、山城議長たちが米軍の提供施設を示す黄色い線を超えたとして、警察は、刑特法違反の疑いで逮捕しています。しかしこれに対し、弁護士は疑問を呈しています。

新垣勉弁護士は「意図的に立ち入り禁止区域に入ったという状況では、どうしてもそうではないんじゃないかと疑わざるを得ない」と話しました。

また今回山城議長たちの身柄を拘束したのは、県警でも、アメリカ軍の警察でもなく、アメリカ軍の警備員でした。

新垣弁護士は「今回の場合、日本人の警備員が刑特法に違反した日本人を逮捕する権限を事前に付されていたのか、この辺は明らかになっていないんですけれども、疑問が残る所です」と述べ、「警告を発しないで運動のリーダーを突如逮捕する。県民の立場からすると、意図的な弾圧、運動を妨害するための、法律の悪用ではないかという指摘を受けるのは仕方無いことだと思いますね」と話しました。