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非常に強い台風9号は、勢力を保ったまま西に進んでいます。本島地方は8月4日午後にも暴風域に入る見込みです。

台風9号は8月4日午前9時には那覇市の南東、およそ250キロの海上にあって1時間に15キロの速さで西に進んでいます。

中心の気圧は945ヘクトパスカル、最大風速は45メートルで最大瞬間風速は60メートル。大東島地方は8月3日から暴風が続いていて、本島地方や先島地方も8月4日昼過ぎから8月5日にかけて暴風域に入る恐れがあります。

厳重に警戒して下さい。沖縄本島地方も海は大しけとなっていて、漁港では早朝から波しぶきが上がっています。また南部の畑では農家の人たちがビニールハウスからビニールを外すなど、朝から台風対策に追われていました。

那覇市内の8月4日の様子を中継でお伝えします。草柳悟堂記者「那覇市内は、雨、風共にさほど強くなく、まだ台風の影響は感じられません」「ただ沖縄本島・中南部ははまもなく、北部は夕方に暴風域に入る見込みで、これから徐々に影響が広がりそうです」「この台風の影響で、那覇空港を発着する空の便は、昼前からほぼ全便欠航する予定で、空港は予定を切り上げて本土に向かう乗客で、朝から混雑しました」

旅行客は「本当は夜の便だったんですけど、急きょ朝の便に変えて、それなら飛ぶかなと思って」と話していました。「また、海の便は、八重山地方の一部を除いてほぼ全便欠航。モノレールやバスは今のところ平常通り運航ですが、バスは午後から運休することにしています」

「沖縄本島はまもなく暴風域に入りますが、台風の速度が遅いため、最も接近するのはあすの明け方で、長時間暴風にさらされることになりそうです」。「進路にあたる地方では、今後も厳重な警戒が必要です」