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高層マンションの建設が市の景観条例に違反すると、石垣市の住民が県を相手に建築確認申請の差し止めを求めている裁判の第1回口頭弁論が23日、那覇地裁で開かれました。訴えを起こしているのは石垣市川平の吉原地区の住民です。

東京の開発業者が、石垣市が条例で定める高さ制限7メートルを大きく超える25メートルの高層マンションを計画し、県に建設確認を申請していることから、その差し止めを求めています。

23日の口頭弁論で原告側は「マンション建設が条例に逆らい、住民の思いをないがしろにするもの」と述べ、県側は「条例は法律の規定にあたらない」として裁判には馴染まないと主張しました。

景観条例などを根拠にした訴訟は全国で初めてで、条例の実効性を司法がどう判断するのか注目されます。