名護市辺野古沖で高校生らを乗せた船2隻が転覆し、2人が死亡した事故で、その後の取材で、亡くなった女子高生は発見時、ライフジャケットが船に引っかかった状態だったことがわかりました。
3月16日、名護市辺野古沖で「平和丸」と「不屈」の2隻の船が転覆し、乗船していた女子高生と船長の2人が死亡、14人がけがをしました。
名護市消防本部などによりますと、亡くなった女子高生は、転覆からおよそ1時間10分後に消防の潜水士が救助しました。発見時、ライフジャケットが、船の一部に引っかかった状態だったということです。
また、QABの取材に応じた平和丸の乗組員の男性は、当時、船の斜め前方から大波が来てハンドルを切るのが遅れたことで転覆したと話しました。
乗組員の男性は「(転覆当時船には)取り残されている人が彼女一人、それプラス平和丸の船長も(いた)船内の配置、彼は船長だから真ん中に最後までいて、亡くなられた彼女も真ん中にいて、それで余計に船内に取り残されやすい状況だったのかなと」と話しました。
また「当時の状況振り返ってどう考えますか?」と記者の質問に「目の前に溺れかけようとしている生徒たちがいて、それで引き返して自分たちだけ緊急避難ということができるのかというのが本当に問われてしまった。僕も乗っていた人間として申し訳ない気持ちでいっぱいで、船内に取り残されている人がいるかもしれないということに早く気づいて、船内に潜って探してあげれればな、という、すぐに救出できていればなというふうには、本当に後悔の思いでいっぱいです」と答えました。
海保は3月18日に女子高校生と船長の司法解剖を実施し、先ほど、死因は溺死と断定しました。
業務上過失致死傷と業務上過失往来危険容疑のほか、海上運送法違反も視野に捜査を進める方針です。
