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沖縄戦で動員された白梅学徒の記録を描いたドキュメンタリー映画が、およそ17年ぶりに上映されました。

映画「友の碑・白梅学徒の沖縄戦」は、看護要員として動員され戦闘に巻き込まれた県立第二高等女学校の生徒の軌跡を追った2003年制作のドキュメンタリー映画です。

映画では、23人の元学徒が、被弾した友人が目の前で亡くなったことや切断された手足を運んだこと負傷兵に青酸カリを飲ませたときの状況や感情などを言葉を詰まらせながら語っています。

およそ17年ぶりの上映に監督を務めた林雅行さんや劇中のナレーションを担当した沖縄芝居研究会の伊良波さゆきさんが上映に先立ち、その思いを語りました。沖縄芝居研究会・伊良波さゆきさんは「次の世代に平和の大切さ平和の重みですね、命の重みというのを、本当に涙を振り絞って伝えてくださった皆さんの証言が本当に胸に残っています。」と話しました。

会場には、二高女の同窓生やその家族などおよそ200人が詰めかけ、80年前の戦争の苛烈さを、確認していました。