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刑務所での受刑者支援のあり方を通して作業療法士が果たす役割について考える公開講座が10月11日、与那原町で開かれました。
沖縄リハビリテーション福祉学院で実施された公開講座には、犯罪や非行からの立ち直りを支援する保護司や、地域を支える児童・民生委員など約50人が集まりました。
沖縄刑務所で教育専門官として働く伊徳清史さんは、法改正に伴い更生を重視した「拘禁刑」が2025年6月に施行されたことで、受刑者が抱える心や体の課題に応じたケアをこれまで以上に充実させていく必要性を伝えました。
沖縄リハビリテーション福祉学院では2024年の4月から、作業療法士が沖縄刑務所を訪れ、精神疾患や発達障害を抱える受刑者を対象に認知機能をトレーニングするプログラムを実施しています。
学院では今後も作業療法士の知識やスキルを地域に発信していきたいとしています。