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目や脚をけがして治療を受けていた国の天然記念物ヤンバルクイナ2羽が東村高江の森へ帰されました。

ケガをした2羽のヤンバルクイナは今年6月、東村高江の道路脇にある深さ1.2メートルほどの集水桝に落ちていたところを発見され、連絡を受けた環境省の職員らによって保護されました。

当時、ヤンバルクイナはヒナで2羽のうち1羽は左眼に小さな傷と目の内側に膿があり、もう1羽は右脚が腫れて歩き方に異常があったため、環境省の施設や「どうぶつたちの病院沖縄」で治療を受けていました。

およそ2カ月間の治療を受けて回復したことから、ヤンバルクイナ2羽を14日、発見場所近くで放ち、それぞれがあたりを警戒しながらも元気よく自然に帰っていきました。

発見した中村智映さん「立派になって感動しましたし、ぼくらの次の世代にもやんばるの森に来たらヤンバルクイナに出会えるように元気に育ってもらえたら」

環境省では、けがをしているヤンバルクイナを見かけた時には関係機関へ連絡するよう呼びかけています。