著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

8月4日、アメリカ軍の戦闘機が脱輪したまま嘉手納基地に着陸した事故を受けて、14日に嘉手納町議会は原因究明と再発防止策が講じられるまでの間、飛行停止などを求める意見書案と抗議決議案を全会一致で可決しました。

嘉手納町議会・基地対策特別委員会の福地義広委員長は「無人偵察機MQ9・MQ4の配備、来春のF15EXの配備計画など、際限なき基地負担の増加が懸念される中で今回の事故は発生した。増大する基地負担の末に発生した今回の事故に住民の怒りは収まらない」と読み上げました。

嘉手納町議会は14日に臨時会を開き、8月4日、F15E戦闘機が後輪を欠落したまま嘉手納基地に着陸したことで「住民の生命に危険を及ぼす惨事につながりかねず、基地周辺住民に与える恐怖と不安は計り知れない」と指摘、事故原因が究明され再発防止策が講じられるまでの飛行訓練の停止や、全ての航空機の居住地上空での飛行訓練を禁止などを求める抗議決議案と意見書案を全会一致で可決しました。

町議会は、8月21日に沖縄防衛局へ要請するほか、国やアメリカ軍にも郵送するということです。