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NPO法人がフィリピンで国籍のないまま生活する残留日本人2世の親族探しの協力を呼びかけています。PNLSCの猪俣典弘代表理事は「残された時間は非常に少ない。彼女の悲願を願いをぜひ達成できればと支援したい」と話します。

呼びかけを行ったのはNPO法人フィリピン日系人リーガルサポートセンターです。親族を探しているのはフィリピンのマギンナダオ州に住む「ウエハラ・レオノラ」、日本名・シゲコさん(85歳)です。

団体によりますと、レオノラさんの亡くなった弟の出生証明書にウエハラの姓やOkinawa・Japanの国籍があり、父親の職業が「商人」と確認できたということです。1945年に病死した父親の名前はアルファベット表記で「タクイシ・タケシ」などと判明が難しい状況です。

残留日本人2世は3月時点で亡くなった人も含め3815人。そのうち県出身者は434人で、8割の人が日本国籍が取れていないということです。

レオノラさんは現在85歳。16年前に沖縄で親族を探しましたが願いは叶わず、今回の調査に期待をつなげています。レオノラさんに関する情報は県保護援護課のホームページに掲載されていています。