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楽園の海、案内は水中ビデオカメラマンの長田勇さんですよろしくお願いします。
長田勇さん「よろしくお願いします!今回は、先月30日に水中ゴミ拾いイベントに参加してきましたので、その様子をご覧いただきたいと思います」
5月30日、語呂合わせで「ゴミゼロの日」ですね!さっそくVTRをご覧ください。

長田勇さん「ダイバーが集まったのは、北谷町の海です。この方は、東真七水さん。水中ゴミ拾い専門店Dr.blueの代表です、開業は2022年の5月30日、この日はちょうど3周年だったんですよ」「参加したダイバーは、9人。3人で1チームを組み、3グループに分かれて協力しながら潜ります。水中でゴミを拾うために集まってくれた面々です」
ゴミゼロ目指して!みなさん楽しそうですね!
長田勇さん「参加者全員集合!このハンドシグナル「530(ゴミゼロ)」になっているんですよ、エントリーして水深2mの浅瀬を移動します。若干濁ってますがゴミ探しには問題なし。途中、タイワンカマスの群れとも遭遇。でも参加している皆さん、チラ見程度で魚に興味を示すわけではありません。水深12mの海底でゴミ拾い開始です。基本的には水底に落ちているゴミを探して拾います。プラスチックの紐でしょうか?回収もチームごとに協力して持参した網袋などに入れます」

「こちらはビニールでしょうか?ウミガメの好物はクラゲ。間違えて食べてしまったり、今、問題になっているマイクロプラスチックの元になるものです。しっかりと回収。ペットボトルも落ちています。水中生物に影響を及ぼす可能性の高いプラスチック製品が結構水底に落ちているんです。今回のように、水中でゴミ拾いをする機会があって本当に助かります。ちなみに、マイクロプラスチックとは、プラスチック製品のごみが紫外線や波によって直径5mm以下まで細かくなったものです」
水中の生き物が食べてしまうことで悪影響があるかもしれないんですよね
長田勇さん「はい、食物連鎖によって私たちが食べる魚に影響があると、結果的に人にも影響が出る可能性がありますね、こちらは落ち葉が溜まっていたところ。小さなゴミも混ざっています。お弁当の蓋でしょうか。これもプラスチックですね。海から上がったダイバーの方々、ゴミ拾いをして嬉しそうな表情になるって、凄くないですか?実は今回、水中で拾ったゴミの種類や数で点数をつけてグループ同士で競い合っているんです」

なるほど、ゲーム感覚で、ゴミ拾いも楽しく出来そうですね!
長田勇さん「1時間の休憩後、場所を移動して2回目のゴミ拾い開始。カラフルな魚も多いポイントではありますが、参加しているダイバーの皆さんの目線は魚ではなく水底へ向けられてます」
「レアごみ?発見!一瞬びっくりしちゃう、片手のみの手袋です。なぜここに?と疑問を持ちつつも、しっかりと回収していました。「1ダイブ目でもありましたが、海の中には木の枝や葉っぱが溜まる場所があるんです。それに紛れているゴミを探すのも大変。小さなゴミですが、ちゃんと拾いました。缶の一部でしょうか。素手で触れたら危険なゴミも回収。
危険な作業も本当におつかれさまです

長田勇さん「それでは、それぞれのチームの成果を見てみましょう!プラスチックゴミが多いですかね?シュノーケリングや潜っている最中に落としてしまったのか?ダイビング機材の一部もありました。空き缶もありますね。
「麻袋に入っているため、何を拾ったか分かりませんが、なんか見覚えのある商品の袋もありますね。決して商品が悪いのではなく捨てた人が悪いんです。こちらのチームも沢山のゴミ拾えてますね。ゴミを見つけた瞬間の皆さんは、まるで宝物を見つけたように喜んでいるんです。水中で撮影しながらも、その姿が印象的でした」
ゴミに夢中で、魚を1匹も見ていない方も居るかもしれませんね!

長田勇さん「皆さん誇らしげな顔してます。3チーム合わせて、およそ300個のゴミ。重さは合計3kg。何よりも楽しんでゴミ拾いしている姿が素晴らしく、皆さんとても輝いていました」「東さんは5月30日だけでなく定期的に行っているんです。私も継続的に参加したいなと思いました。
将来的にはこの活動がなくても、きれいな海が保てるように私たちも日頃から意識していきたいですね!今回も貴重な映像をありがとうございました。以上、楽園の海でした。
Dr.blue | 水中ゴミ拾い専門店