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沖縄科学技術大学院大学の職員が業務委託している企業から約2億円を不正に受け取っていたとして、懲戒解雇されていたことが分かりました。
第三者委員会によりますと大学の施設管理部門でマネージャーを務めていた元職員は、2012年ごろから2024年12月までの間、施設管理業務などを委託する企業の関係者から約2億円を不正に受け取っていたということです。
元職員は委託業者に対し「外国人教員の渡航費などを工面するため裏金作りに協力してほしい」と相談。OISTが支払った委託業務費の一部をキックバックする形で1カ月月あたり150万円、多い月で200万円もの現金を不正に受け取っていました。
受け取った金銭は自身の借金返済のほか県内の飲食店やホテルでの宿泊費に充てていて、OISTはこの職員を2024年12月25日付で懲戒解雇しています。
会見を開いたカリン・マルキデス学長は「皆さまの信頼を損ねる事態だと認識している。心配をかけたことにお詫びします」とコメントしています。