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天皇皇后両陛下と長女・愛子さまが、2025年6月4日午後、沖縄に到着され、糸満市の平和祈念公園を訪問され、沖縄戦の体験者と面談されました。

2025年6月4日午後1時ごろ、特別機で那覇空港に到着されたご一家を玉城知事などが出迎えました。両陛下の沖縄訪問は、2022年以来3年ぶりですが、愛子さまは、今回が初めてとなります。

ご一家は、午後2時すぎに、糸満市の平和祈念公園に到着され、沖縄平和祈念堂のほか、国立沖縄戦没者墓苑も訪れ、供花されました。国立沖縄戦没者墓苑では同席した県遺族連合会の関係者と言葉を交わされています。

県遺族連合会・新垣生雄さんは「愛子さまの方から声がかかって、『これからも元気で頑張ってくださいね』と。大変大変光栄に感じました」と話しました。

ご一家は、その後、平和の礎に到着されると刻銘をご覧になりました。説明した県に対して刻銘に至る流れなどについてご質問があったということです。

隣接する平和祈念資料館では、住民視点の沖縄戦や、戦後の復帰運動の経緯などの展示をご覧になり、戦争体験者の証言を集めた展示コーナーではご一家は足を止められ、愛子さまが証言録を、熱心にご覧になっていました。

展示の視察後、館内で沖縄戦の体験者や、語り部の活動をする若い世代の人たちと面談され、戦争体験者の一人は学徒隊として戦場に動員された経緯を説明していました。

沖縄戦の語り部の活動をしている若い世代との懇談では、両陛下は活動を始めた経緯などを質問されていました。

ご一家は、6月5日まで沖縄に滞在され、那覇市の対馬丸記念館で、生存者と面談されるほか、首里城再建工事の様子なども視察される予定です。