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OIST・沖縄科学技術大学院大学などは、台風や線状降水帯の予測の精度を向上させるため、共同研究を開始すると発表しました。
台風の共同研究を続けているOISTとNTTは、2025年6月3日に会見を開き、気象研究所も加えた3者で台風と線状降水帯が発生する仕組みを解明する研究を始めると発表しました。
これまで、台風や線状降水帯が発生した際の海洋上のデータが少なかったため、2021年度から無人の観測器、2024年からは観測ブイを海上に流すことで、海面のデータ収集を続けてきました。
2025年からは、データ収集をする海域を広げるほか気象研究所にデータを提供するなどして、台風や線状降水帯の気象予測の精度を高めるのが狙いです。
NTT・川添雄彦副社長は「今回は気象研究所の皆様と一緒に、より正確でより社会に役立つような予測をもたらすことで成功へと導きたいと考えております」と話しました。
今回の3者による共同研究は、2028年度まで4年にわたって行われる計画で、今後、段階的に観測領域と解析対象を広げていくということです。