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11日連続で前の週の同じ曜日を下回るなど、新型コロナの感染者は減少傾向にありますが、県の調査チームは「夏休み以降に再び感染が拡大する可能性がある」と指摘しています。

県の疫学・統計解析委員会によりますと、5月23日から1週間の新規感染者は1万265人で実効再生産数は沖縄本島で0.80、先週まで1を超えていた宮古・八重山でも1を下回り、全県的に感染者が減少しています。

ただ、県内では依然として高い水準の流行が続いていて、入院患者も高止まりしています。特に、高齢者施設や医療機関で集団感染が続いていることから、医療と介護では未だ厳しい状況にあるといいます。

大型連休による感染急拡大が落ち着きつつある一方で、今後、人の移動が増加し、交流が活発化する夏の季節を迎えることから、委員会は「夏休み以降、再び感染が拡大する可能性がある」と去年の感染拡大の動向をふまえた警戒を呼びかけています。

そのうえで「新型コロナは過ぎ去っていない」という認識のもと、重症者リスクが高い人を守るなど、一人ひとりの心がけで感染リスクを減らし、夏への備えを進めてほしいとしています。

全県的に減少傾向も…夏に再拡大の可能性 沖縄県の調査チーム