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ここからは特集です。きょうの主人公はこちら!わかりますか?そう、宮古島の安全を守る、「宮古島まもる君」です!!

島の生活に溶け込み、「当たり前」の存在となっていますが、きょうはそんな、「宮古島まもる君」の正体に迫ります。

「いました?」「いや、いない」「まだ先か」「あっいた」「あっいたー!嘘、いたいたいたいた!」

宮古島まもる君の正体に迫る!

必ず目につくその姿。身長180センチ、体重5キロ。台風の時でも立番勤務を続けるために、足には400キロのおもりがついています。彼こそが、「宮古島まもる君」です!

「複雑な交差点を見守ってくれている感じですね」

暑い日も雨の日も、そして夜も!どんな時でも、島の交通安全を見守っています。

宮古島まもる君の正体に迫る!

市民「私が生まれたころからはもうある感じで、宮古島、地元の人はみんな知っているなというイメージ」

市民「シンボルマークみたいな、みんなの憧れ」

Qどこで知りましたか? 台湾からの観光客「インスタグラム」Qなぜ写真撮ってたの?「彼らはとてもかわいいし、面白い、台湾で有名」

宮古島まもる君の正体に迫る!

島民はもちろん、観光客からも愛される島の有名人ですが、ここで素朴な疑問が。

Qいつからあるかわかりますか?市民(80代)「あんまわからんねえ、(設置されて)長いけどねえ」Qどんな印象?「お~活躍してるよ」

Qいつからあるかわかりますか?20代・30代夫婦「もう(いるのが)当たり前すぎて、あんまりわかんない」

圧倒的な認知度にもかかわらず、いつ、誰が、なぜ設置したのか?「宮古島まもる君」に秘められた謎に私たちが迫りました。

1 誰が設置した?

宮古島まもる君の正体に迫る!

その謎を解くべく向かったのは、「まもる君」が所属する宮古島警察署。実は、署内に事務局を置く「宮古島地区交通安全協会」が設置したのです。

宮古島地区交通安全協会・石原雄会長「警察官ロボットという名称で(当初)設置されたみたいなんですが、それがどこからかわからないですけど。まもる君という名前が付いたらしくてですね」

2 いつ設置した?

宮古島まもる君の正体に迫る!

記者「宮古島市狩俣に設置された、こちらの宮古島まもる君。5つ子として誕生した最も古いものとなります。」

まもる君の履歴書によると、誕生したのは、35年前の1991年8月5日。宮古島警察署を父、宮古島地区交通安全協会を母として生まれました。最初は5体。1998年に10体、2009年に4体、2020年に1体と、“最新のクローン技術”で続々と増え、管轄内には現在、20体のまもる君が配置されています。

宮古島まもる君の正体に迫る!

さらに、まもる君には、交通事故「ゼロ」の願いから生まれた唯一の妹、「宮古島まるこちゃん」が存在します。まるこちゃんは1993年3月生まれ。まもる君より学年が1つ下で、履歴書によると、全日本トライアスロン宮古島大会の女性白バイ隊に感動し、白バイ隊員になることを決意したそうです。今日も署の前で、兄とともに広報活動を行っています。

宮古島まもる君の正体に迫る!

Q今後またクローン技術で増えることは?宮古島地区交通安全協会・石原雄 会長「今のところ予定はしていなくてですね、住民より増えたら困りますのでね」

そして、島で見かける「まもる君」たちには、それぞれ愛称がついているのをご存じでしょうか?「たかや」「すすむ」といった名前は、歴代の宮古島警察署長や、安全協会の会長のお名前からいただいているそうです。

3 なぜ設置した?

宮古島まもる君の正体に迫る!

設置の背景には、従来の看板よりも立体的な人形の方が高い啓発効果を期待できるという考えがありました。配置されているのは、いずれも事故が多発する交差点や直線道路です。

しかし、島内では新たなホテルや住宅の開発が進み、交通量の変化にともなって事故の危険箇所も変化します。そのため、状況に応じて設置場所を移動することがあります。過去にも「まもる君」へ「異動辞令」が出され、新たな現場で立番業務にあたっているのです。

市民「いいもの飾ってよかったね。守りますよ、“まもり”君だから」

そして、その辞令が市民の命を救ったこともありました。

2016年2月3日宮古島まもる君が事故で「救急搬送」

宮古島まもる君の正体に迫る!

大活躍の「宮古島まもる君」ですが、きのうの事故では体を張って人命を「まもった」と注目を集めています。

きのう宮古島市平良の信号機のない交差点で車同士の事故が発生。警察によりますとこの事故で、運転していた2人が軽いけがをしました。命に別状はありませんでした。

一方で、足に大けがをしたのが5年前から交差点に立つ「宮古島まもる君」でした。宮古島警察署では「歩行者がはねられたのではなく、まもる君でよかった」と話していて、大事故から市民をまもった、まもる君となりました。

2016年4月8日「復帰した宮古島まもる君が巡査部長に昇進」

身を呈して市民を守った島のヒーローは、およそ2か月後に現場復帰。そして巡査部長に昇任しました。代わりに辞令を受け取ったリアル宮古島まもる君「安心して下さい。治っています。」

宮古島まもる君の正体に迫る!

2023年10月12日「沖縄県立宮古工業の生徒が持ち前の技術生かしておもてなし、宮古島まもる君のリフレッシュ休暇で顔整う」

2026年8月5日「宮古島まもる君誕生日 交通安全を呼びかけ」

愛され続ける、まもる君。時には地元の高校生にメンテナンスで顔を整えてもらったり、誕生日をお祝いしてもらったり。2012年には、まる子ちゃんとともに特別住民票が発行され、名実ともに宮古島市民となりました。

宮古島警察署・生活安全課 手登根碧さん「宮古島まもる君が365日24時間、こちらで島の人を見守っているので、私も今日も頑張ろうという気持ちで毎日出勤しています」

宮古島まもる君の正体に迫る!

Q事故件数に変化はあるのでしょうか? 宮古島地区交通安全協会・石原雄会長「事故件数というのは、まもる君があることによって目に見えて減ることはないかもしれないんですが」「やはり注意喚起をして一件でも減らしていくという思いで、我々はこちら(啓発活動)を続けていっているということですね」

今日も見守り続ける「まもる君」。その温かい眼差しが、島の交通安全をこれからも支えていきます。

解説 島の観光にも貢献?!宮古島まもる君

宮古島まもる君の正体に迫る!

取材した山本記者とお伝えします。こちらに置かれたお菓子やボールペン、パックなどはすべてまもる君のグッズですね?本当にたくさんありますね。

山本記者「そうですね。実はこれすべて私が購入した私物です。彼の魅力はなんと言っても凛々しさの中にあるシュールな姿や見れば見るほど愛着がわく表情にあると思います。私が持っている置物は、宮古島まもる君(置物)会社のデスクにも置いていてどんな時も私を見守ってくれているんです」

こうしたグッズはどこで買えるんですか?

山本記者「お土産屋さんや空港など島内のいたるところで売られています。さらに!こちらは宮古島の警察署内ですが、交通課の窓口にも大量にまもる君のグッズがあるんです。また先ほども登場した「特別住民票」2人に持っていただいていますが、実はまもる君とまる子ちゃんの「写し」はそれぞれ200円で購入できます」

宮古島まもる君の正体に迫る!

「署に行った日付で発行してもらうことができ、その裏にはまもる君の位置情報も記載されています。設置場所が変わればその都度更新されるということです」

こんな警察署ってなかなかないんじゃないですか?

山本記者「警察署で話を聞いてみると、観光客がふらっとやってきてまもる君の写真を撮ったりグッズを買ったりと、他にはない光景と話していました。ただ、改めてにはなりますが、20体のまもる君はあくまで交通安全のために置かれていて、事故が起きやすい場所にいます。交通状況に気をつけながらも、まもる君を見つける旅も楽しんでみてください」

宮古島まもる君の正体に迫る!

島の交通安全だけでなく観光発展にも貢献している存在といえそうです。

ここまで山本記者とお伝えしました。