沖縄地方のほぼ全域を暴風域に巻き込んだ台風9号。中心部分が接近した先島諸島では、長い時間、暴風と雨に晒されました。台風が通過した、各地の様子をまとめます。
先島諸島で猛威をふるった台風9号。宮古島市で42.7メートル、石垣市で36メートルの最大瞬間風速を観測した台風の影響は、きょうも続いていました。
きょう午前、宮古島市の下地小学校では、停電の中、授業をする児童の姿がありました。
児童「きょう合わせて3日停電した」
Q今回の台風はどうだった?児童「車の中にいた」「暑いから涼んでいた」
下地小学校 下地美和子校長「テレビもパソコンも電子黒板も使えない、プリンターも使えないしコピーもできない」
停電の影響で、給食センターも止まってしまったため、市内の小中学校では給食を出すことができない状態に。市内の小学校では、午前で授業を切り上げ下校する姿が見られました。
また、宮古空港への道を示す道路標識や看板などが根元から折れ、博愛漁港では、施設の一部が壊れるなどの被害がありました。
一方、石垣島では・・・
山本真帆記者「高さ20メートルを超えるこちらの大きな木が根元から折れ、道路を完全にふさいでしまっています」
石垣市内でも、爪痕が徐々に明らかになってきました。道路をふさいでいたのは、地元の公民館で重要文化財に指定されている、樹齢200年を超える「仲松家の福木」のうちの1本です。このフクギとともに暮らしてきた住民は、10日の夜、木が折れたことを知りました。
仲松辰夫さん(65)「結構小さい時はこの木の上で遊んだりしたさ、一応思い出の木であるさ」「本当は全部残したいけど」「レッカーでやって切って処分するしかないんじゃないかな」
ほかの場所でも、住宅に向かって街路樹が倒れる被害が見られました。
木が倒れてきた家に住む男性「まあ間一髪というところですね、もう少し、あと3メートルくらい伸びていたら、この軒先がやられていたかもわかりません」
9日から欠航が続いていた、石垣と離島を結ぶ定期船。きのう午後から、一部、運航を再開したため離島ターミナルには、状況を確認する人の姿がありました。
東京からの観光客「(きょう)飛行機が飛ぶってなって、西表島の方も大丈夫そうってなって(来た)」「向こう(西表島は)何もないかもしれないと思って(飲み物を買った)島に何もないかもしれないって」
埼玉からの観光客「10日に石垣に来たかったんだけど、台風でずっと那覇にいました」「那覇まではこれたんだけど、帰りは石垣から帰る便なので(あすの)飛行機に乗りにきました」「またリベンジに戻ってきます」
県は、きょう、災害対策本部会議を開き、玉城知事は、各部局に対して引き続き、被害情報の把握と報告のほか、関係機関と連携し、復旧の支援を実施するよう指示しました。
