復元が進む首里城の今、人々の思いを紹介する「週刊首里城」です。きょうは、スタジオにゲストをお迎えしました。では、自己紹介をどうぞ。
首里高生「首里高校クッキング部の生徒たちです」
首里城のすぐそばで青春をすごく首里高校クッキング部の皆さんです。料理を通じて「首里城のために何かできないか」と立ち上がった彼女たち。11月の正殿完成を心待ちにしながら、未来へ思いを繋ごうとする高校生たちの温かい挑戦を追いました。
琉球王国時代に創設された最高学府を起源に持つ、県内屈指の伝統校・首里高校!多くの部活動が活躍する首里高校のなかで、比較的歴史の新しい活動に力を入れている生徒たちがいます。
それが、首里高校クッキング部!現在、部員数は30人ですが、これまで地元食材を生かしたメニューで、全国規模の料理コンテストのグランプリや上位入賞を果たし、高い評価を得ています。
去年11月には、味の素主催の料理コンテストで、部長の平良帆乃美(ほのみ)さん、料理のアイデアを考案した佐久川留嘉(るか)さんをはじめ、4人が創作したメニューが快挙を成し遂げます。
佐久川留嘉さん「大会のテーマが『笑顔を作る応援ご飯』っていうテーマだったんですね。私たち首高生が首里城と1番近い高校に通っていて、この首里高生として何かできないかなと思って」
その料理が!「宝励包子(ほうれいぱうず)」です。オクラや山芋を豚肉の薄切りで巻き、油で揚げ、ゴーヤーのしぼり汁を練り込んで発酵させた生地で包んで仕上げています。
来間美咲さん「この料理で1番難しかったのは、宝励包子(ほうれいぱうず)の生地の粉の量とか、あと蒸す時間だったりゴーヤーを子供たちが苦手だとしても食べられるように、ゴーヤーの量だったり、大きさだったりっていうのを苦労しました』
料理コンテストの本番は制限時間が60分。一つのミスが審査に影響する中、料理が焼き切れなかったり、包子(パオズ)の膨らみ具合に納得できませんでしたが、見事、グランプリを獲得しました。
平良帆乃美さん「(結果発表で)首里高校っていう名前を聞いた時に、もう「オオォォ」みたいな感じで(トラブルに)ちょっと不安で涙したりするメンバーもいたんですけれどもグランプリという形で受賞できて、本当にやってきて良かったなって』
親川柚夕さん「時間が本当にギリギリで、もう自分たち選ばれるのかどうかっていうのが、もう本当に4人不安だったんですけど、呼ばれた瞬間にもう安心と嬉しさでいっぱいでした」
来間美咲さん「自分たちが今まで頑張ってきたのが成果としてこうやってグランプリで受賞できたので、本当に嬉しかったです」
そして、このグランプリをきっかけに、メンバーたちにある“思い”が湧き上がったと話します。
佐久川留嘉さん「(結果を)グランプリって呼ばれてすごい嬉しかったし、このもっと首里城の良さをみんなに伝えていきたいなって思いました」
「笑顔を作る応援ご飯を」!その思いを届けようと、今年1月、首里城正殿の復元作業にあたる宮大工に、料理を振る舞うことになりました。
佐久川留嘉さん「(私たちが)食べてもらいたかった人に食べてもらえてすごい嬉しかったですし、食材に長芋とかオクラとか、あまり(普段の料理には)使われないような食材が使われてて「すごい合うんだね」みたいなのとか、いろんな言葉をいただいたり、首里城の歴史について教えてもらったりとかしてきて、すごい良かったです」
親川柚夕さん「(宮大工から)『パンチが効いてて美味しいね』とか、『もうガッツリお腹いっぱいになるから、午後の仕事も頑張れるような味だから嬉しい』という意見をいただいて、とても嬉しかったです」
職人たちの胃袋をしっかりつかんだ、首里高校クッキング部の生徒たちでした。正殿の復元工事もいよいよ佳境。11月の完成が迫る中、メンバーに思いを聞くと――。
平良帆乃美さん「首里城は沖縄の人たちにとっての、何だろう?元気の源なんじゃないかなって思います』
佐久川留嘉さん「沖縄にはなくてはならない存在なのかなって思んでます」
来間美咲さん「沖縄の人にも力を与えてくれる存在でもあるんですけど、沖縄だけじゃなくて県外、また世界中からも愛される、すごい歴史的な建物なので、そういう首里城はものすごくみんなから愛されるものだと思っています」
そして、現場で作業する宮大工に対する思いは――。
親川柚夕さん「うちなんちゅからも世界からも愛される首里城なので、再建してくれてありがとうっていう感謝の気持ちを伝えたいです」
佐久川留嘉さん「首里城も宮大工さんがいなかったら、この再建することは絶対できなかっただろうし、この再建したからにはしっかり私たちが思いを受け継いで、後世に伝えていきたいです」
平良帆乃美さん「絶対に(大学)受験終わらせて、(首里城に)行きたいです」
首里城を身近に感じ、共に再建を願った彼女らの試練は11月。そして正殿完成も同じく11月。首里城をこよなく愛し、感謝を綴る彼女らの再建への思いは――。
全員「うちなんちゅの宝、首里城・宮大工さん、愛してまーす!」
