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2026年秋の完成をめざす首里城正殿の復元工事で、正殿の両隣に建設されている「両廊下」では3月から瓦ぶきが始まっています。

正殿の左右に建設される「両廊下」はそれぞれ西の廊下、南の廊下と呼ばれています。建物に用いる木材は図面をもとに、福井県の作業場で加工された後、沖縄に送られ、2025年12月からは、建物の基礎の上に柱や梁を組み上げていく「建方工事」と呼ばれる工程に入りました。

そして、3月2日までに作業員8人体制で両方の廊下の「瓦ぶき」が始まっています。

およそ35年前の平成の首里城の瓦工事では、住宅建築とは勝手が違うため、首里城の現場で求められる技術を有する人材が県内におらず、県外の職人の手で瓦がふかれましたが、令和の復元では、技術を習得した県内の瓦職人を中心に作業が進められています。

今回の両廊下は、戦前の首里城を収めた古い写真や発掘調査の結果から建物の大きさ、屋根の形状などが変更され、より王国時代の姿に近づきました。

島袋瓦工場大城豊さんは「屋根職人なので首里城を前から見るだけではなく斜めからも見てほしい。斜めから見るとちゃんと計算されて左右対称になっているし、横のラインなど、そういうことを意識して仕事しているのでそこを見てもらえるとうれしい」と話しました。

また、南の廊下では、塗装工事もすでに始まっていて漆職人が狭い作業スペースで手を動かしていました。

両廊下は、正殿と同じく2026年の秋に完成予定です。