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石垣島で交通事故にあい、治療を受けていた国の特別天然記念物カンムリワシがケガから回復し自然へ返されました。
このカンムリワシは、2024年9月、石垣市名蔵の県道で衰弱しているところを発見され、連絡を受けた環境省の職員によって保護されました。
交通事故にあったと見られ、右の翼と左足の骨が折れていたほか、頭部には打撲の痕もあり、石垣市内の動物病院で3カ月ほど治療を受けたあと、市内のリハビリ施設で野生復帰に必要なトレーニングを行っていました。
保護された時500グラムしかなかった体重は、1年あまりで840グラムまでに増え、体力が回復したことから11月6日、環境省の職員など関係者が見守るなか自然に帰されました。
はじめは、あたりを警戒したのか、うずくまり動かない状態が続きましたが、環境省によりますと2時間半後に元気よく飛び立っていったということです。石垣島では2025年に入り、カンムリワシの事故が3件発生していて死亡事故にも発展しています。
環境省では12月から3月にかけてはカンムリワシの活動が活発になり、道路に飛び出してくる可能性が高いことから安全運転を呼びかけています。
