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スポーツです。きのう沖縄市でマスターズ陸上競技選手権が行われ、陸上界のレジェンドが登場しました!

沖縄マスターズ陸上 レジェンドが世界新の走り!

20代から高齢者まで、県内外から集まった幅広い年代の選手たちおよそ200人が、己の記録に挑んだマスターズ陸上競技選手権。

県内マスターズ陸上の第一人者で世界大会の金メダリスト、54歳の譜久里武選手は100m11秒32の県記録を持っています。

同じレースには、世界大会のリレー競技では仲間として戦いともに金メダルをとった佐藤政志(まさし)選手も出場し、ここではライバルに。レースは2人の争いとなります。

勝ったのは佐藤選手。いくつになっても仲間やライバルと切磋琢磨する戦いはこれからも続きそうです。

沖縄マスターズ陸上 レジェンドが世界新の走り!

譜久里武選手(54)「僕はまだまだ亀濱さんから比べたら半分くらいなので、まだまだ陸上人生長いと思うので、これからも引き続き楽しんでいきたいと思います」

その譜久里さんから名前が挙がったのが宮古島出身の亀濱敏夫(かめはま・としお)選手。

陸上仲間からも尊敬される亀濱選手は今大会最高齢!大正14年生まれ、今年10月に御年100歳を迎えました。

沖縄マスターズ陸上 レジェンドが世界新の走り!

亀濱敏夫さん「(大会に出て)24~25年になるかな。ただ自分の健康のために毎朝歩いたり走ったりしている。これだけ。何も競争する気はない。きょうも(記録には)こだわっていない」

記録にはこだわっていないと話しますが、現在95歳~99歳クラスの200m世界記録保持者。さらに数々の日本記録も持っている沖縄だけには留まらない、陸上界のレジェンドです。

亀濱敏夫選手「ただみんなで集まってワイワイするのがいい」

沖縄マスターズ陸上 レジェンドが世界新の走り!

亀濱さんの孫・大生さん「100歳で走っている人はほぼいないので異次元の世界ですよね。身内ながら」

宮古島や本島内から親族も応援に駆け付ける中、レースへ。100歳以上は1人のみの出場のため、90代の選手2人とともに走ります

沖縄マスターズ陸上 レジェンドが世界新の走り!

これが100歳の力強い走り!この競技、M100クラスの世界記録は26秒99。日本記録は29秒83です。

最後までスピードを落とすことなく駆け抜けます。そのタイムは26秒74。これまでの日本記録を約3秒、世界記録を0.25秒上回り、見事世界記録を樹立!ただ、当の本人は気付いていなかったようでそのことを記者から伝えられると…。

亀濱敏夫選手「世界記録?あらあら思いもしなかった(Q.101歳になっても出たいですか?)はい。元気であればね、元気であれば」

沖縄マスターズ陸上 レジェンドが世界新の走り!

集まった親族「お疲れ様~かっこよかったね!」

集まった親族からも祝福された亀濱さん。その後、60mにも出場します。

ここでも日本記録更新!かと思われましたが風が強く、追い風参考記録に。それでもまだまだ記録も期待される走りを見せた亀濱選手。飽くなき挑戦はまだまだ続いていきそうです。