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2025年9月18日、糸満市の住宅解体工事現場で不発弾が爆発した事故を受け、市議会は9月22日、国に不発弾処理の予算拡充と処理体制の強化を図ることなどを求める意見書を全会一致で可決しました。

この事故は2025年9月18日、糸満市照屋の住宅解体現場で作業員が地中にあった不発弾を見つけ、地表に移動させた後に爆発したもので、けが人はいませんでした。

今回の事故を受けて糸満市議会は9月22日の本会議の冒頭で、不発弾処理と戦没者遺骨の収容を国に求める意見書案について審議しました。

糸満市議会・議会運営委員会の金城幸盛委員長は「本来、不発弾の処理や戦後者ご遺骨の収容は国の責任において徹底して行われるべきものであり、戦争の惨禍を経験した糸満市民の切なる願いであります」と述べました。

意見書案では、国に対して事故原因究明と再発防止を講じることや不発弾の計画的かつ加速的な処理を行うため予算拡充と処理体制の強化を図ること。また、20年後の戦後100年に向けた不発弾処理と戦没者遺骨収容を計画的に完了させることなどを求め、審議の結果、全会一致で可決しました。