きのう沖縄県高校選抜チームと大会前最後の試合を行い、沖縄セルラースタジアム那覇が熱狂しました。
常住智史記者「まもなく試合が開始される球場周辺には多くの野球ファンが集まっています」
「若き侍ジャパン」に挑む沖縄県代表の高校生たち、この日を待ち望んでいた、沖縄の野球ファンが沖縄セルラースタジアム那覇に詰めかけました！
親子「沖縄県民として沖縄選抜を応援したいのはあるんですけど日本代表に末吉くんがいるので両方応援しながら楽しみたいと思います」
興南高校 吹奏楽部(男子生徒)「両チーム全力で戦ってほしいです僕たちも全力で応援をするので」
野球少年(３人組)「イーマン琉海選手。ホームランを打つか」「新垣有絃選手のピッチング」
前売り券は完売したため、急きょ、外野席を解放。来場者数は過去最多だった2014年の日米野球を超える１万7969人と熱い目線が向けられました。夏の甲子園優勝に貢献した沖縄尚学の2人のエースが予告先発されていたこの試合。
はじめにマウンドに立ったのは、唯一、2年生で選ばれた県選抜・沖尚「新垣有絃」
初回、 高校ジャパンは１アウト後、内野安打で出塁すると３番 為永 皓(ためなが ひかる)。県選抜・イーマン琉海がファインプレー！３人で抑えます。
那覇市のスポーツバーには、球場に行けなかった野球ファンの姿が。
パブリックビューイング 男性客「球場漏れたので。(チケットは)ダメでした。若者のすばらしさを見たいです」
高校日本代表の先発は、こちらもただ一人の2年生・沖縄尚学「末吉良丞」県選抜は、先頭のイーマンが末吉の初球をレフト前ヒットで出塁すると、続く眞喜志が送りバントで得点圏にランナーを進めます。
迎えるバッターは沖尚打線の主軸、比嘉。沖縄尚学対決。末吉、ここを三振で仕留めるとつづく、甲子園でバッテリーを組んだ沖尚・宜野座から三振を奪いピンチを脱します。
パブリックビューイング 女性客「悔しいね (末吉は)後輩なのに」
試合が動いたのは、３回。高校日本代表が新垣を攻め、ヒットとフォアボールで１アウト満塁。ここで４番・阿部。センターにタイムリーヒットを放ち、1点先制します。ここで、新垣に代わり宜野座高校・新垣元基がマウンドに上がりますが、５番・横山に犠牲フライを打たれ、さらに1点追加されます。
５回に高校日本代表は、押し出しで１点追加し３-０でリードした場面で強い雨が降り出し試合が一時中断。試合の継続が危ぶまれる状況になりましたが、スタンドに詰めかけた観客は、球場の音楽に合わせてスマートフォンのライトを照らしながら左右に振る演出。
観客の思いが通じたのか、１時間ほどで雨脚も弱まりグラウンドを整備。中断の影響で、９イニングから７イニング制に変更して試合がされると県選抜の反撃が始まります。
５回ウラ、先頭バッタがー内野安打で出塁すると２アウトながら２塁の場面で、この試合好守備を見せている１番・イーマン瑠海。レフトへのタイムリーツーベースで1点返します。
)しかし、６回。高校日本代表は、４番阿部がきょう２本目のタイムリーヒットで再び点差を３点にしますが、県代表はメンバーは諦めません。最終回。沖縄選抜は代打の東が、フォアボールで出塁すると盗塁を決めます。
１アウト後、フォアボールとワイルドピッチで２・３塁チャンスを作ります。打席には、再び１番・イーマン琉海！タイムリー内野安打で１点を返します。続く２番 眞喜志 拓斗。サードゴロの間にさら１点追加し4対3と１点差に詰め寄ります。2アウト3塁。球場が沖縄コールに包まれる中、一打、同点の場面で沖縄選抜は、代打に糸満高校の「金城拓篤」を送ります。
しかし、高校日本代表・石垣が三振を奪いゲームセット。４対３で高校ジャパンが制しました。
Ｕ１８日本代表阿部 葉太 主将「今日試合をして沖縄県民の皆さんのものすごい熱量を感じた。(野球ワールドカップ)２連覇を目指して精一杯頑張っていきます。応援よろしくお願いします」
沖尚の両エースの投げ合いを地元で見ることができて野球ファンだけでなく多くの県民が注目していたと思います。そして、いよいよ、あさって5日から開幕する「ラグザス presents 第32回 WBSC U-18 野球ワールドカップ」
日本代表は、「韓国、プエルトリコ、キューバ、イタリア、南アフリカ」とグループリーグを戦います。大会連覇をめざす「若き侍ジャパンを応援しましょう！
