※ 著作権や肖像権などの都合により、全体または一部を配信できない場合があります。

「例外的」とされている嘉手納基地のパラシュート降下訓練。

アメリカ軍が、2023年12月から4カ月連続で訓練を基地で実施したことを受け、県は、2024年4月10日アメリカ側に抗議しました。

アメリカ軍は、SACO最終報告書で、パラシュート降下訓練を伊江島補助飛行場で行うことになっていますが、2023年12月から2024年3月までの4カ月連続で「例外的な場合」とされる嘉手納基地で実施しています。

その理由について、アメリカ軍は、伊江島補助飛行場の滑走路の状態が悪いことを挙げています。

この現状に県は、2024年4月10日、嘉手納基地やアメリカ総領事館を訪れ嘉手納基地での訓練の実施に抗議するとともに今後、実施しないことなどを求めました。

県の要請に対しアメリカ軍からは、「現在の伊江島補助飛行場の状態では必要な訓練が満たせず即応体制に影響が生じる。嘉手納での実施を決定せざるを得なかったことを理解いただきたい」と回答し、また県外・国外での訓練実施を求めたことについては、「上層部に伝える」と述べるに留まったということです。