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ダムの貯水率が下がり、深刻な水不足が続くなか、うるま市の倉敷ダムで、2024年3月31日クイチャー保存会による雨乞いが行われました。

豊年祭や祝いの席で踊られることが多い宮古島の「クイチャー」は、時には、雨乞いでも踊られてきました。

濱元晋一郎記者「思いが通じたのでしょうか、雨乞いを踊る人たちの頭上に大量の雨が降っています」

2024年3月31日は、豪雨のタイミングとなりましたが、野崎クイチャー保存会の40人は、水不足の解決になるようにと予定通り倉敷ダムを訪れ雨乞いのクイチャーを踊っていました。

野崎クイチャー保存会・平良昌髙会長は「(Q.みなさんの思いは通じたと思う?)(空に)通じたかもしれないですね、踊る前からぼくらのユニフォームをみて神様が雨を降らせたのではないかと思う。恵みの雨は降ってもらわないと、時々でいいので、大降りしたら困りますので」と話しました。

保存会は、雨乞いの思いが空に届くように円になってクイチャーを踊り切っていました。

県企業局によりますと国と県が管理する11のダムの貯水率は、2024年4月1日の時点で45.9%と前日より3.4pt回復しましたが、平年値より30pt近く低い状態になっていて引き続き、節水を呼びかけています。