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サンゴを死滅させるオニヒトデの捕獲活動に役立ててもらおうとQABが呼びかけた「美ら島募金」の終了に伴い座間味村がQABに感謝状を贈りました。

沖縄の海では、2002年ごろからオニヒトデが異常発生しその影響でサンゴが食い荒らされる被害が確認されていました。

QAB美ら島募金は、とくに被害が深刻だった慶良間近海でオニヒトデの捕獲に取り組んでいた座間味ダイビング協会に対しダイバーのボンベ代や燃料費用などに役立ててもらおうと2003年に始まったものです。

この募金活動の終了に合わせて2024年3月7日、座間味村の宮里村長やダイビング協会の関係者がQABを訪れ感謝状を贈りました。

20年あまりで様々な団体や個人から寄せられた募金は総額2500万円を超え現在、オニヒトデの姿はほとんど見られなくなったということです。

座間味ダイビング協会・知久博志会長は「10年ほど前から小さなサンゴが岩肌につきはじめて、今は綺麗な座間味の元の海に戻っています」と話しました。

座間味村・宮里村長は「サンゴの保全だけではなくて座間味村が国立公園になったのもこういった活動があったからこそだと思っている」と話しました。

村やダイビング協会は、今後もサンゴの保全活動に取り組んでいきたいとしています。