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急病人の発生に備え、救急隊が到着するまでのいち早い処置を学ぼうと4日、うるま市議会の議員を対象にした救命講習会が開かれました。

講習会はうるま市消防本部が市議30人に対して実施。質疑のため、壇上に向かう男性議員が突然倒れるという想定で行われました。救急車が到着するまでの間に、現場に居合わせた人だけで行う「一次救命処置」のスムーズな連携の必要性を確認し、傷病者の救命率を上げるための重要な役割を果たす「心臓マッサージ」の適切な実施方法を学びました。

うるま市議会の議員は「現場にいた時にいかに平常心でできるかをそれぞれが意識しておかないといけないなと感じた」「実際の現場で(訓練のような)感覚でできるのかという若干の不安はあるが、しっかりその辺を意識しながらこれからも救命について考えていきたい」などと話していました。

うるま市消防本部の真鳥義将さんは「初期対応を行えば傷病者の社会復帰率・生存率の向上つながると考えられる。これからも救急講習の普及・啓発に努めてまいりたい」と話しました。

うるま市管内では2022年1年間の救急出動件数は8165件で、2021年と比べ1000件以上増加しています。