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7月に沖縄県那覇市にある2つの公共施設で噴出した泡消火剤に人体に有害な影響を及ぼすことが指摘されている有機フッ素化合物「PFAS」が含まれていたことが市の調査で明らかになりました。

「なは市民協働プラザ」と「那覇市総合福祉センター」の地下駐車場で7月に泡消火剤が噴出した事故を受けて那覇市では人体への有害性が指摘されている有機フッ素化合物「PFAS」が泡消火剤に含まれているかどうか調べていました。

調査の結果、PFOSとPFOAの合計が国が暫定的に定めた基準値1Lあたり50ngに対して「那覇市総合福祉センター」ではPFOSが1000万ng、PFOAが5万5000ngで基準値の20万1100倍になっていました。

また、「なは市民協働プラザ」ではPFOSが490万ng、PFOAが100万ngで基準値の11万8000倍になっていました。

那覇市では調査結果を受け、事故が起きた2カ所以外の公共施設でも泡消火剤を確認するとともに、有機フッ素化合物を含まないものに切り替えていく方針です。