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沖縄県名護市辺野古の新基地建設やリゾート開発に参入できるとうたった投資話を持ちかけられて10億円あまりをだまし取られたとして、埼玉県の運送会社が沖縄県警に刑事告訴していたことがわかりました。告訴されたのは「尚圓海運」と「琉洋リゾート開発」の2社と2つの会社経営に影響力を持つ50代の男性です。

埼玉県の運送会社は2020年11月ごろ、辺野古の埋め立て工事に使う砂や砂利を海から採取する事業で24億円余りの売り上げが出るため、作業船を購入すれば利益の半分を得られるという儲け話を持ちかけられ、稼働できない船を5億円で購入させられていました。さらに、運送会社は50代の男性から持ちかけられた実態のないリゾート開発にも5億6000万円を投資していたということです。

告訴された側の関係者はQABの取材に「自分は名義を貸しただけで、会社や今回の事案について何もわからない」と話しました。県警は刑事告訴を受理して詐欺の疑いで捜査を進めています。