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沖縄県那覇市は7月25日に2つの公共施設で泡消火剤が誤って噴出する事故が起きたことを公表しました。人体への有害性が指摘される有機フッ素化合物が入っていないかなど市が調査を進めています。

濱元晋一郎記者「泡消火剤が誤って噴出されてから1日立っていますが、現場にはまだ泡消火剤が点々と残っています」

那覇市によりますとなは市民協働プラザの地下駐車場では7月25日午前11時ごろに誤作動を起こしたスプリンクラーから約10分間にわたって泡消火剤が噴出されました。

あたり一面が白い泡で覆い尽くされる事態になり事故当時、駐車場に止められていた29台の車が泡を被ったため、現場で泡を洗い落としました。泡消火剤を処理し終えるまでの間、地下駐車場を使わないようにしているということです。

スプリンクラーを動かすレバーが下がっていたことがわかっていて現場にいた人が「ゴンという何かがぶつかるような音がした後に泡消火剤が出た」と話しています。

また、7月17日にも那覇市総合福祉センターにある地下駐車場でスプリンクラーのメンテナンスで作業を誤り泡消火剤が漏れ出ました。目立った被害は確認されていません。

2カ所で噴出した泡消火剤について有機フッ素化合物など有害物質が含まれていないか市が調査を進めていて結果がわかるまでの間、外部に流出しないよう貯水槽に保管するなどしているということです。