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担当者は、この時期は岩礁には近づかないよう呼びかけています。毎年、繁殖のため沖縄に飛来する絶滅危惧種・アジサシの飛来状況の調査が行われました。

アジサシは繁殖のためこの時期に沖縄に飛来する絶滅危惧種の渡り鳥で環境省は7月13日、名護市の屋我地島で飛来状況の調査を行いました。この日の調査ではエリグロアジサシが61羽確認されましたが飛来数は年々、減少の傾向がみられるということです。

要因について環境省の担当者は、アジサシが繁殖を行う岩礁に人が近づき繁殖がうまくいかないケースや人が残したゴミによってカラスが岩礁にやってきてそこでアジサシの卵やひなを食べるケースがあるとしています。

環境省やんばる自然保護官事務所・石川伊智子専門員は「8月下旬までの繁殖シーズンの間はマリンスポーツをされる方や釣り人の方にもアジサシに気遣っていただいて、岩礁に乗らない、近づかないなど気にかけていただけると繁殖の成功率が上がるので、よろしくお願いします」と話しました。