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めざせ甲子園!

沼尻さんです。高校球児の熱い夏が始まりましたね!

沼尻アナウンサー「そうですね!これからおよそ1カ月、甲子園切符をかけた熱戦が展開されます。おととい開幕した夏の高校野球沖縄大会では4年ぶりに全校そろっての開会式、そして声出し応援の解禁など、あるべき光景が戻ってきました」

全国一早い、高校球児の夏の始まりは「雨」

開会式は屋内での開催となりましたが4年ぶりに、すべての出場校が一堂に会して行われコロナ禍で奪われていた景色が、ようやく戻ってきました。今年は声出しやブラスバンドでの応援が解禁となり式では小禄高校合唱部が歌声を高らかに響かせました。

選手宣誓「今年の夏は私たちが憧れてきたあの大歓声の中での高校野球がかえってきます」「一生忘れることのない熱い夏にすることを誓います」

この開会式の司会を務めた1人が宮古総合実業の羽地香晴(こはる)さん。このあと、開幕ゲームが控えていました。

宮古総合実業 羽地香晴さん「いっぱい声出してたくさん笑って試合に絶対勝つように頑張る」

夏の開幕ゲームに臨むことになった宮古総実・宮古工業の連合チーム。両校合わせても3年生のマネージャーは香晴さんだけです。

宮古総合実業 羽地香晴さん「毎日野球行っていたら絶対笑えるみたいなところもあって・・・まだまだもっとみんなと一緒に野球したいから」

最後の夏を前に、香晴さんはチーム全員分のお守りを手作りしていまいた。おにぎり形のお守りには「必笑(ひっしょう)」の文字。

宮古総合実業 羽地香晴さん「毎日おにぎりを練習の後に食べていて。強くなってもらえるように作っていたので。あと笑って盛り上がったら本当に強いチームなので、最後まで必ず笑って終われるようにおにぎりにした」

2つと異なる学校をつなぐ、同じおにぎり形のお守りで「必笑」を目指しました。

笑顔を貫くことを誓って始まった夏。しかし開幕ゲームは1回沖縄工業が2アウト1塁から4番・西原康弥。この夏の最初の得点は沖縄工業。連合チームは先制を許します。

宮古総合実業 羽地香晴さん「みんながもっと前向きになれるように前向きでいったら絶対勝てるしみんなが前向きになれるようにたくさん声かけた」

すると続く2回、連合もすぐさま反撃。3連打で満塁とすると2アウト後、ラストバッターの2年生・下地瑛斗。同点に追いつきます。

その後1点を勝ち越した連合。投げては2年生エース・宮里大耶(だいや)が最速144キロのストレート、変化球を織り交ぜ沖工打線を抑えていきます。このチームは一度笑顔で盛り上がったら止まりません。6回表にも2点を追加しリードを広げます。

しかし、6回ウラ秋春ベスト8の実力校・沖工もこのままでは終わりません。再び、4番・西原のタイムリーで2点差に。その後もピンチが続きます。捉えられるもセンターライナー。追い上げを許さなかった連合チームが、夏の勝利、全国一番乗り!

香晴さんの顔には、笑顔ではなくうれし涙が見られましたが必勝を誓う夏はまだまだ続きます!