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自衛隊の幹部ら10人を乗せたヘリコプターが沖縄県の宮古島周辺で消息を絶ち海に沈んだ事故で機体を引き揚げる民間のサルベージ船が現場海域に到着しました。天候などの条件が整い次第、早ければ4月29日にも作業を開始したい考えです。

兼城カメラマン・ヘリリポート「陸上自衛隊のヘリコプターが消息を絶った伊良部島と池間島の間の上空です。海上には海底に沈む機体の調査などを行うサルベージ船が2隻確認できます。1隻目は朝から確認していて、午前10時半すぎには2隻目も姿を見せました」

政府関係者によりますと海底には機体の主要部分以外にも海面に落ちた衝撃で外れたとみられる機体の一部が複数見つかっていたことがわかりました。

機体の引き揚げについては、4月28日に海底の状況を調査したうえで天候などの条件が整い次第、早ければ4月29日にも作業に入りたい考えです。

自衛隊は事故の原因究明につながる「フライトレコーダー」についても機体の主要部分に残っているとみていて、引き上げとともに回収を急ぐことにしています。