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急病人の発生といったとっさの場面に出くわした時でも対応できるようAEDの使い方など救命方法を学ぶ講習会が4月19日に沖縄県嘉手納町で開かれました。

嘉手納町議会ではAEDの使い方や正しい知識を身に着けることを目的としたニライ消防による救命講習を企画し、9人の議員が参加しました。

119番通報を受けてから病院に搬送するまでに7、8分かかるとされていて救急車が到着するまでの救命措置が何より大切だといいます。

議員たちは訓練用の人形でAEDを使った心肺蘇生に挑戦し、音声ガイドに従いながら「胸骨圧迫」と呼ばれる心臓マッサージを施しました。

参加した議員「きょうは練習なんですけれど、ほんとの現場の場合は周りの人を巻き込んでやるのが重要かなと感じました」

ニライ消防本部嘉手納消防署・玉城直也副署長「いち早く救急車を呼んでいただくことも大事なんですけれど、その前に心肺蘇生法、胸骨圧迫を迷うことなく実践して、近くあるAEDをぜひ、有効活用して救命に役立てていただきたいと思います」

ニライ消防本部によりますと嘉手納町内では2023年に入ってAEDで処置を施して救急隊に引き継いだことで心肺停止の状態から回復して社会復帰できたケースが2件あったということです。