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3月16日に開設された陸上自衛隊の石垣駐屯地に関する住民向けの説明会が開かれ、参加した市民からは防衛力の強化ではなく外交による努力を求める声などが上がりました。

説明会に参加する市民「私たちは当たり前に(自衛隊が)守ってくれると思っているので期待している」

説明会に参加する市民「国民を守ることは自衛隊の責務それに対して反対だ賛成だと言うこと自体がおかしい」

石垣市と防衛局、石垣駐屯地の3者による説明会は約1000人を収容できる市民会館の大ホールで開催されましたが参加した人は定員の2割にも満たない170人程度で空席が目立ちました。

説明会の開始直前には駐屯地が開設される前の実施を訴えていた市民らが「順序が逆」「既成事実づくりだ」などと抗議して出席せず会場の外から配備反対の思いを示しました。

住民説明会に不参加の市民「市民の不安や疑問に答えることは期待できず、住民説明会の名に値しないものと判断せざるを得ません」

説明会は1時間に渡って行われ、駐屯地の装備や施設の概要などが紹介されましたが、住民が質問した地対艦ミサイルの飛距離については保全を理由に回答しませんでした。参加した市民たちは「有事が起きた時に島が標的になるかもしれない」という不安をあらわにしていました。

参加した市民「もう本当に脅威なんですよ専守防衛じゃないんですよ。どうしてもう少し外交に努力をしてもらえないんですか」

参加した市民「防衛にあまり関係なさそうなことまで公開されなかったのはもうちょっと近隣の心配されている方々に寄り添った説明会であってほしかった」

石垣駐屯地では4月2日に開設記念式典が開かれます。