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PFAS汚染の問題に取り組む市民団体が国の水質基準に関する検討会に対して、水道水に含まれるPFASの暫定値の見直しなどを求めました。

1月30日、会見を開いた「PFAS汚染から市民の生命を守る連絡会」のメンバーは、1月24日に開かれた国の水質基準に関する検討会で「WHOの暫定ガイドライン案を紹介するだけで、批判的に検討する姿勢が見られず納得しがたい」として、飲料水のPFAS暫定値について疫学調査に基づいた値を制定することなどを要請するとしています。

PFAS汚染から市民の生命を守る連絡会・桜井国俊共同代表「WHOの基準について、色々な所から出ている疑問、これが全く専門家の皆さんからも指摘されなかった。ここ(検討会)での議論は納得が出来ないことを我々としては表明すべきだと考えました」と述べました。

連絡会ではこのほか、PFAS汚染の実態を解明するため国民を対象とした血液や疫学調査を早急に実施することや広範囲での水道水や土壌、河川、農産物や海産物を含めた調査の実施を求めるとしています。