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FC琉球 沖縄レジェンドとチャリティマッチ

かわってはサッカーJリーグのFC琉球です。首里城再建支援のためのチャリティマッチが行われました。琉球の選手や県出身、琉球OBのレジェンド選手たちが一堂に会してスタジアムを沸かせました。

沖縄市のタピック県総ひやごんスタジアムで行われた首里城再建支援チャリティマッチ。来年はJ3降格となるFC琉球ですが今季メンバーは、苦しいシーズンを支えてくれたサポーターへの思いを胸にピッチへ立ちました。

今季で契約満了上里一将選手(36)「一番はファン・サポーターのみなさんに感謝を伝えたくてきょう開催されたのはとても良かったと思う」

対戦したのは県出身JリーガーやFC琉球OBなどが揃う「沖縄レジェンド」。日本代表、FC琉球キャプテンをつとめたこの人も。

ジェイリースFC我那覇和樹選手(42)「沖縄のピッチで久しぶりにプレーさせてもらって素晴らしい仲間とプレーして最高のみなさん(ファン・サポーター)に見てもらって本当にいい試合になった」

応援に駆けつけたファン・サポーターは?

かけつけたサポーター(男性)「沖縄のサッカーを盛り上げるために頑張ってもらいたいと思う」(FC琉球には)「次年度J2に上がれるように頑張ってもらって県民全員で応援できたらと思っている」

かけつけたサポーター(女性)「点をきめてもらうことはもちろんだが、みんなが楽しそうに(サッカーを)やっている姿が見られたら私たちはうれしい。いっぱい応援したい」

選手、サポーター、それぞれの思いをのせてチャリティーマッチ、キックオフ。最初の得点は沖縄レジェンド。キーパー懸命のセーブも、ゴールラインを超えていました。決めた田口泰士(たぐち たいし)は那覇市出身、現J2千葉日本代表やJ1の舞台でも大いに活躍。

対する琉球はPK獲得。キッカーは今季限りで引退する上原慎也(うえはら しんや)。

今季で引退FC琉球 上原慎也選手「PKのシーンは(キーパーの)ブランドン選手とガチでやろうという話になって、止めても面白いし決めても盛り上がるしという形で勝負して。あれだけ盛り上がってくれたのでみんなに感謝」

チャリティマッチで和気あいあいの場面もありましたがそこはJリーガーたち。時間が経つにつれ全力プレー続出。2-2で迎えた後半にはパスを受けた元琉球キャプテン我那覇がファインゴール!!

我那覇和樹選手「久しぶりに我那覇コールを聞けてうれしかったし(琉球が)1年でも早くJ2に復帰することを願っているし、1年でも長くプレーできるように日々精進していきたいと思うし沖縄にいいニュースが届けられるように頑張っていく」

沖縄レジェンドは、後半にFC琉球からユニフォームを着替えて出場の上原慎也が4点目。しかし追う琉球、前キャプテンが魅せました。長くチームを支えたベテランの技。

上里一将選手「(出場選手)みんなが応援を聞いてサッカーが純粋に好きでプレーできていると感謝の気持ちを込めてできたのではないかと思うので僕は本当にうれしかった」

試合はこのあと、琉球・福村貴幸のゴールが生まれ4対4の引き分け。スタンドとピッチが一つになってチャリティマッチは幕を閉じました。また試合後は、上原選手の引退会見が開かれました。

今季で引退上原慎也選手「(FC琉球の)J2初年度に沖縄に戻ってこられて初年度から4年間J2リーグを戦えたのでこれを沖縄の子どもたちにしっかりつないでいけたらぼくは良かったなと思えるので、子どもたちがFC琉球に入団して活躍できるように支えていけたらいいと思っている」

今後はFC琉球の球団スタッフとしてアカデミーなど子どもたちや若い世代への指導にも当たります。

現役を続ける選手、そして引退する選手、それぞれの覚悟やサッカーに対する真っ直ぐな思い。サポーターの皆さんもしっかり受け止めたのではないかと感じた試合でした。本当にお疲れ様でした。