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「静かな夜を返してほしい」という思いは聞き入れられるのでしょうか?アメリカ軍機の夜間・早朝の飛行差し止めを求めて嘉手納基地の周辺に住む人たち3万5000人以上が国を訴える「第4次嘉手納爆音訴訟」がまもなく提訴されます。現場から中継です。

濱元晋一郎記者「裁判所近くの広場にはこれから始まる事前集会に向けて、原告の人たちが徐々に集まってきています」

「第4次嘉手納爆音訴訟」は嘉手納基地を出入りするアメリカ軍機がまき散らす爆音に苦しめられている8つの市町村の住民たちが、夜7時から朝7時までの飛行の差し止めなどを求めて国を訴えるというものです。

1982年に始まった「嘉手納爆音訴訟」は「静かな夜を取り戻したい」「騒音にもう耐えられない」と回を重ねるごとに声を上げる人が増え続け、今では原告の人数が過去最多の3万5566人にふくれあがっています。

過去3度の裁判では「受忍限度を超えている」として騒音被害の損害賠償を国に命じましたが、悲願とも言える『飛行の差し止め』について「国にはアメリカ軍の活動を規制する権限がない」という「第三者行為論」を理由に原告の訴えを退け続けています。

法廷闘争も2022年で40年です。裁判所への提訴は事前集会が終わったあと、1月28日午後1時半ごろになる予定です。

第4次嘉手納爆音訴訟まもなく提訴