県内ではまん延防止等重点措置が9日から適用となり飲食店への時短営業要請も出されます。限られた短い時間の中で、店の味をどう提供していくかが課題となってきます。そんな中、今回は飲食店の魅力を伝える、ある女性の活動にスポットを当てますSNSなどで情報を発信する吉田珠里(あかり)さん。注目はその発信力だけでなく、“食べっぷり”です。

先月1日、那覇市栄町。県内でもつ焼きを売りにする居酒屋の3号店としてオープン初日を迎えていたこちらの店舗。そのオープン前にやってきたのは…

店員「いらっしゃいませ~」吉田珠里さん「こんにちは よろしくお願いします」店員「ご予約1名様です」

県内でインフルエンサーとして知られている吉田珠里(あかり)さん(24)。インフルエンサーとはSNSなどを通じて社会に大きな影響力を与える人々のことで近年ではその発信力を活用して、宣伝する店舗や企業が増えています。実際、吉田さんのSNSも料理の写真や動画がずらりと並んでいてTwitterやInstagram、TikTokなどのフォロワーはのべ3万人を数えます。すでにこちらの居酒屋でもその影響力の強さを実感していて、新店舗の宣伝も吉田さんに依頼しました。

大食いインフルエンサー コロナ禍で苦しむ飲食店に元気を

串揚げ屋台四番屋 比嘉美咲さん「1号店の時から来ていただいて、お世話になっているので(お客さんから)珠里さんのTikTokだとかTwitterとか見たよとお声かけいただいている」

店に着くなり、吉田さんは写真や動画撮影からスタート。料理も、食べる前に様々な角度から撮影します。

吉田珠里さん「お客さん目線というか臨場感を味わってもらえるように自分が見た目線を届けられるように撮っています」

撮影はスマートフォンとデジタルカメラの二刀流!そこにはSNS用ならではの、こだわりが。

吉田珠里さん「スマートフォンで撮ったら親近感が湧くようにと思ってTwitterやTikTok用に、こっちで撮ってそもそも見てもらわないといけないので(デジカメの)きれいな写真をインスタに載せたりして、それぞれのSNSで見ていただける方たちに届くようにということで2種類使い分けています」

そして取材も徹底しています。

吉田珠里さん「一番どの串がおすすめですか?」店員「一番出ているのが牛ばらとレンコンが出ています」吉田珠里さん「これはコースごとに全部好きなものを選べる感じですか?(お選びいただけます)ありがとうございますいただきます!」

出された料理もしっかりと完食。吉田珠里さん「ごちそう様でした!あ~おいしかった」

見た目や味、情報すべてを把握し、SNSの投稿へと反映していきます。写真も、お店の情報も、ぎっしりと詰め込まれています。ただ、ここまではインフルエンサーとしてはよくある作業。吉田さんがすごいのはここからです。串揚げを平らげた後、向かったのは様々な食べ放題を行っているお店。

店員「はいどうぞ~」吉田珠里さん「きれ~」「すごっ」

大食いインフルエンサー コロナ禍で苦しむ飲食店に元気を

この日、出てきたのは「生ガキ30個!」まずはしっかりと撮影した後、ゆうに5~6人分はあるであろう量を…あっさりと完食。お通しも残さずペロリ。

パーラーじゅんちゃん 山城大夢さん「どんどん食べてほしくなりますね、あの食べ方は、提供しているこちらもうれしいですね(宣伝効果は)絶大ですね!うれしいですね」

さらに!

Yume Wo Katare Okinawa 杉原大和さん「はいよ~お待たせしました~いってらっしゃい」吉田珠里さん「うわぁすごい」

大盛りが特徴のラーメン店ではさらに量を増してオーダー。通常サイズと比べても、その量の多さは歴然。

吉田珠里さん「いただきま~す!」

決してペースを落とすことなく食べ続け… 吉田珠里さん「ごちそうさまです~おいしかったぁ!」

大食いインフルエンサー コロナ禍で苦しむ飲食店に元気を

Yume Wo Katare Okinawa 杉原大和さん「胃袋4つくらいあると思います」(ちなみにこれで腹何分目くらいですか?)吉田珠里さん「今7~8分目くらい(多い時で1日何軒くらい周りますか?)1日でこの間は最大7軒回りました!」

吉田さんはこの大食いで1日に何軒も回ることができることを生かして1年足らずの活動で、すでに300店舗以上を紹介しています。今では吉田さんの武器にもなっている大食い。ただ、以前にはそれが原因で逆に食べられなくなってしまった時期があったといいます。

吉田珠里さん「無理して食べていないんですけど、おいしく食べているんですけど量がすごいので、食べられない子どもとか、大人でも貧困層や食べられない方の話を聞いて、ただ食べているだけの自分は本当に何なんだろうと思うようになって意味のないことをしている自分と食べないと生きていけない自分に挟まれてコンプレックスになっていました、何の意味もないなと思って」

そんな折、たまたまSNSにあげた飲食店を紹介する投稿が反響を呼んだことが大きな転機となりました。

吉田珠里さん「すごかったですね一気に3日とかで5000人フォロワーが増えてという感じで、お店も客足が3倍になったというご報告をいただいてという感じでした今まで自分が無駄だと思っていたことが何かの役に立つかもしれないということでそれから毎日欠かさず(SNSに)あげるようになった」「大食いの胃袋を全部分散させていろいろな飲食店を回って自分で見たもの食べたものを一つ一つみんなに伝えてちょっとでも役に立てるんじゃないかなって」

大食いインフルエンサー コロナ禍で苦しむ飲食店に元気を

コンプレックスを力に変えて。吉田さんはコロナ禍で厳しい状況にある飲食店をその食べっぷりと発信力で勇気づけていきます。

吉田さんはこういったインフルエンサーとしての活動はもちろん、今後はVTRでも話していましたが満足に食べられない人たちに食べ物が行きわたるような仕組みづくりにも挑戦したいと話していました。いづれにしても大好きな「食」をこれからも力にしていくということですね。