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火災により焼失した首里城に正殿内に展示されていた「玉座」について琉球王家の末裔が再び復元することを決め県に贈呈することになりました。

首里城正殿に展示されていた玉座は、平成の復元の際、尚家の門中会「水魚会」が漆芸家の前田孝允さんに依頼し制作されましたが、2019年の火災で焼失しました。今回の復元でも玉座を「水魚会」で復元することを決め、11月5日、玉城知事に目録を贈りました。

水魚会の尚厚さんは前回玉座を制作し、首里城火災のあとに亡くなった前田さんが焼失に心を痛めてながらも新たな玉座の制作に意欲を示していたことを話し、「前田さんと水魚会の意向をぜひとも果たしたい」と復元への思いを語りました。

玉城知事は、「今回の復元でも前田さんの力をお借りしたいと思っていた」と明かし「玉座の寄付は、首里城復興を待ち望んでいる人にとって大きな励ましになる」と感謝の述べました。

新たな玉座は今後制作が始まる予定です。

尚家が「玉座」を沖縄県に贈呈