キーワードは“地販地消”です。インターネット通販というと、世界中どこにいても、買い物できることが魅力のひとつですが、売る人も買う人も沖縄県内限定という、あえて範囲を狭めた「通販サイト」がきょう本格的にオープンしました。

那覇市内の食品加工会社。慣れない様子で、パソコンに向かう男性がいました。こちらの会社は、県産素材にこだわった油みそを県外の物産展などで販売してきました。しかし、新型コロナでイベントが軒並み中止となり、商品を販売する機会はほとんどなくなりました。そうしたなか、県内に販路を広げようと出店を決めたのが、オンラインのショッピングモール「トドキュー」です。

沖縄限定で販路拡大めざす「ネット通販」

スタートライン沖縄・大城敏則副社長「今まで県外でしか販売していなかった商品なんですけども、これから積極的に沖縄のお客様に対してもどんどん、いいきっかけでもあるので、アピールして」

沖縄限定で販路拡大めざす「ネット通販」

スマホやパソコンから利用できる、通販サイト「トドキュー」。その特徴は、沖縄の業者が沖縄在住の人に商品を販売するということ。地「販」地消にこだわります。

イノベスタ・根路銘一亮代表「(販路を)あえて閉じ込めて、まず沖縄の事業者が沖縄県民の身近にいる人に売ることによって、まずは県内の消費を喚起しようと」

世界中の人をターゲットにできるネット通販にも関わらず、商売の場を狭めるという、ユニークな発想を打ち出したのは、楽天やアマゾンでネット通販の基盤整備や新サービスの立ち上げなどを手掛けてきた経験をもつ根路銘一亮さんです。

沖縄限定で販路拡大めざす「ネット通販」

イノベスタ・根路銘代表「沖縄の課題である配送に関して、そこを解決したいと思っていて。県内の事業者さんから商品を買うことによって、商品が早く届くというところです」

商品により配達日数は異なりますが、早ければ、注文当日に届けることが可能だといいます。

販路を県内に限定したサービスに共感し、出店を決めた業者もいます。商品の管理や配達の日取りに細心の注意が必要な花屋です。

沖縄限定で販路拡大めざす「ネット通販」

花の藤商・豊里大器代表「47都道府県で一番花を買わないんですよ、沖縄県が。それをちょっと変えていきたいというのがあって、そういったことも含めて、面白い展開になればなと思っています」

まだ始まったばかりのサービスですが、すでに県内20社がトドキューに期待し、出店しています。

沖縄限定で販路拡大めざす「ネット通販」

イノベスタ・根路銘代表「私は、沖縄のおじい、おばあにトドキューを使ってもらいたいんです。オンラインに限らない、デジタルに限らない。本当に沖縄の県民にそれぞれのターゲットに寄り添ったサービスを提供したいなと思っていますので、電話でも注文を受けますし、ファックスもそうですし」

ネットの通販を、誰でも気軽に使える社会のインフラのようなサービスにしようとはじまったトドキュー。沖縄に特化した地販地消で、新しいビジネスモデルが誕生するかもしれません。