花城記者「緊急事態宣言の解除を受け、こちらのそば店では、今日から営業を再開しました」

店主と常連客とのやりとり「おしゃべりもしたいから、いつも遅めに来るんですけど、そしたらギリギリ残っているよってラッキーって。1時間くらいおしゃべりして」

那覇市の沖縄そば屋「久しぶりに、店に活気が戻りました」「コロナの影響で、5月中旬から店内飲食を休止していたため、およそ4カ月ぶりの営業再開となります」

常連客「もう、最高ですね。もう待ちに待ったというか」常連客夫婦「おいしかったです」

てぃしらじそば 店主 知名定健(ちな・ていけん)さん(店の再開に関して)「良かった、ほっとした」「ほんとうにだから、ほっとしました。お客さんがきてくれて、しかもよく知った人が来てくれて」

店の再開に期待を膨らませる一方で、店主の知名さんには、不安もありました。

10月から変わる暮らし 値上げ続々

てぃしらじそば 店主 知名さん「たくさんある材料の中のひとつなので、小麦粉の値段が上がったからといって、めちゃくちゃ困るというわけではないんだけれども、それにつられて他のものも上がっていくはずだから、それが怖いですよね」

今年は値上げの秋です。家計の負担に、企業のコストも増えることになります。生活が大きく変わることになりそうです。きょうから、食べ物をはじめ、たばこなどの嗜好品に至るまで幅広い商品で値上げが相次ぎます。家計を直撃する秋の値上げラッシュに、人々は…

Q一番気になるのはなんですか?80代「生活するのが大変。こういうのがね、高くなったら困っちゃう」70代「やっぱり小麦粉でしょ。小麦粉。タバコはやめたからいいよ」

Q10月からいろんなもの値上がりしますけど、どう思います?「はーもうしょうがないんじゃない、これ。みんな、苦しいなか生きているさあね、今。コロナのせいで。こっちも、会社も大変だと思うわけよ」

10月から変わる暮らし 値上げ続々

Qこの中で困るなっていうのがあれば指さしてもらえますか?20代「たばこ」「ちょっとしたものでも、20円とか上がっているじゃないですか。20円の差が大きいです」60代「ちょっと苦しくなるよね。収入は増えへんもんね。年金とかも増えへんしね」

Q財布のひもを締めたりとか、いかがですか?「食料品は締められへんからね。なかなかね。食べるもの」

今回の値上げに、県内の製造業者も悲鳴を上げています。

沖縄そばの麺を作っている西原町の三倉食品(みつくら)です。三倉食品 佐久間健治社長「こちらが小麦粉を保管している倉庫になります」

原料となる小麦粉の使用量は、年間およそ250トン。製粉会社の備蓄分がなくなり次第、値上げされるため、工場としてコストの増加を避けることはできません。

三倉食品 佐久間健治社長「値上げをするというのは聞いているんですが、ただはっきりした金額がまだ定まっていないので、そこらへんはちょっと不安ですね」

製麺業者を悩ませているのは、小麦の価格だけではありません。勢いよく注がれてるのは食用油。仕上げのために麺にまぶす油の価格も、今年4月から3回にわたって値上げが続いています。製造工程の見直しや工場の稼働時間を短くするなどして経費の削減に取り組んできました。

10月から変わる暮らし 値上げ続々

しかし、原料の値上げに、最低賃金の引上げも重なったことで、これ以上の企業努力は限界としています。

三倉食品 佐久間健治社長「今回はさすがに限界にきているかなと思っております」「油の原料もあがるし、最低賃金のほうもあがるので、それに伴って値上げは必然となってくると思います」くらしに身近な製品を中心とした秋の値上げラッシュ。企業にも消費者にも厳しいものとなっています。