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琉球コラソン ホーム開幕戦勝利

日本ハンドボールリーグの琉球コラソンです。新監督を迎え、新生コラソンとして挑む今シーズン。おとといのホーム開幕戦、そしてきょう行われた試合をお伝えします。

去年11チーム中10位だったチームを立て直すべく、ことし新たに就任した元女子日本代表の監督、黄慶泳監督。練習では若手・ベテラン問わず厳しいトレーニングで、スタミナやディフェンス面などの課題の克服に徹底的に取り組んできました。

そして迎えたおとといのホーム開幕戦。会場となった豊見城市民体育館には入場制限が設けられる中、ファミリアなど200人の観客が集まりました。

応援に来た人「わくわくです。楽しみです。」

ホームの後押しを受けて挑んだゴールデンウルヴス福岡との一戦。前半1分、村田龍のゴールで先制するとそこから5連続ポイント。いきなり6点を先制します。しかし、得点を許すと、ベンチから監督の熱い言葉がコートに響きます。

前半16分には、連係からのスカイプレー!キャプテン、東江太輝の技ありのゴールで会場を沸かせます。

黄慶泳監督のもと、厳しい練習を積み上げてきた成果を存分に発揮し、5点をリードして前半を終えます。

しかし、本当の勝負はここから。前の2試合では、格上チーム相手に前半でリードをしながら、後半で崩れ、逆転負けが続いていたコラソン。

迎えた後半、ペースをつかみ、リードを最大11点に広げます。しかし、これまでと同じく後半に正念場が。元琉球コラソンの赤塚孝治に得点を許すと、攻撃の勢いが止まり、ミスを連発。監督はたまらずタイムアウトを取り、連携を確認します。

黄慶泳監督「相手が戦術を変化させたときに問題が起きるので、そこに対して整理をする、チームとしてやる方向性を明確に示してあげる。」

5点差まで迫られる中、監督から「熱」を注入されたチーム。奮起したのは若手プレイヤー。

村田龍選手「パフォーマンスが落ちかけているときに黄さんが声を掛けてくれたので、多分その『もっと行け』という声掛けだったと思うんですけど、その期待を受けていることはすごい嬉しいですし」

ベテラン・若手と得点を重ね、最後まで攻撃の手を緩めず逃げ切ったコラソン。今シーズン初勝利を挙げました。

黄慶泳監督「率直にいまはほっとしています。ただし、崩れ始めてから立て直すまでの時間が長いし、次の2番手3番手の戦術をもう一度作り上げるチーム力を強化できていない。これから一つ一つの課題をクリアしながらやっていきたいと思っています。」

東江太輝選手「勝利できたことは素直に嬉しいですし、黄監督にやっと一勝つけてあげることができたのでそこは良かったかなと思います。監督の目指す失点の少ないハンドボール、しっかり守り切って勝つというのを09大崎戦にできたらと思います。

続いてきょうの試合。勝利の勢いそのままに、昨シーズン3位の強豪・大崎電気に挑んだ白のユニホーム・コラソン。

試合序盤、4-7と、一時3点のリードを許しますが、鍛えたディフェンスからの速攻!4連続得点で逆転に成功すると、その後は一進一退の攻防が続き、15‐16で前半を折り返します。

勝負の後半でしたが、出だしから今度は大崎に4連続得点を許します。それでも、相手に最後まで食らいつき、今シーズンにかける思いを表現し続けたコラソン。

それでも上回ったのは地力に勝る大崎電気。コラソンはホームで2連勝とはなりませんでした。