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今回のテーマは「海底のミステリーサークル」です!

長田「今回は、海の中の摩訶不思議な現象を紹介したいと思います」

長田「奄美大島のとあるポイントに潜ります。水深30mの海底に見えてきたのは、規則正しい直線の溝、起伏のある模様。まるで芸術作品のようです。誰が何のために作ったのでしょうか?その上で泳いでいるのは、アマミホシゾラフグ」

フグなんですね~。小さくてかわいい~。長田さん、この円の大きさはどのくらいなんですか?

楽園の海 海底のミステリーサークル

長田「円は直径2m弱といったところ。奄美大島では『ミステリーサークル』と呼ばれています。フグは何度も砂にお腹を擦り付けています。よくみると胸鰭を使って、砂を掘っているように見えます」

もしかして、この地道な作業でサークルを作ってるんですか?

長田「そうなんです。このミステリアスなサークルを作ったのはこのフグなんです。真ん中の模様も外側の盛り上がりも、1匹のフグが全て作ってるんです!!」

こんなに正確に描けるんですね。

長田「信じられないですよね。私も初めて見た時は、感動しました。まっさらな状態から5日ほどかけて作るようなんですが、真ん中に波打った模様ができた時点でほぼ完成」

そもそもこの子は何のために描いてるんですか?

長田「このサークルを作っているのはオスのフグ。なんかソワソワしてますよね。このサークル、実はメスの気を引くために作り上げたものなんです」

情熱がすごい!

長田「ようやくメスが様子を見に来てくれました。でもせっかく見に来てくれたのに、追いかけ回してる。『嫌われちゃう!』って心配になりました。メスは気に入ったサークルに卵を産むので、他のオスに負けないよう、一生懸命、頑張って作るんです」

あ、今、貝殻を咥えましたね。

長田「これ、サークルの至る所に貝殻を置いて飾りつけしている!と言われているんです。メスに気に入ってもらうために、細かい気遣いもするんです。翌朝、メスが産卵しに来てくれる可能性がある為、夕暮れ時になっても、せっせと手直しするオスでした」

長田「産卵シーンを見るために、翌日の朝早くから行動開始。サークルの様子を見に行くと、まさかの出来事!!真ん中の模様が消えています」

楽園の海 海底のミステリーサークル

模様が消えているとよくないんですか?

長田「オスは、産みつけられた卵を世話するためにヒレを使って砂をかき混ぜます。模様が消えたと言うことは、卵が産みつけられた後というこよなんです。産卵シーン、今回は見られずに残念、と落胆していると…。急にメスが現れました。そして産卵!まだお腹に卵が残っていたようです。卵を生みつけた瞬間にオスは精子をかけます。運よく産卵シーンが撮影できました。よーく見ると、産卵の瞬間にオスがメスのほっぺたを噛んでますね。理由はわかってませんが、愛情表現の1つなのかもしれません」

楽園の海 海底のミステリーサークル

わたしはちょっとされたら嫌ですね。でもオスは頑張って作ったかいがありましたね~。

長田「卵の世話はオスの役目。ハッチアウトするまでの5日間ほど、産卵床を見守ります」

ミステリーサークルは愛の巣だったんですね。子育て頑張ってほしいです。

長田「オスの愛がいっぱい詰まっている芸術作品でした」

子育て頑張ってほしいです。今回も貴重な映像をありがとうございました。以上楽園の海でした。