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新型コロナの感染拡大で、医療機関で使われる輸血用の血液の確保が厳しい状況となっています。

県赤十字血液センターでは、企業や団体を巡回する献血バスで、計画的に血液を確保していますが、新型コロナの感染拡大などが影響し、2020年4月から集団献血のキャンセルや延期が続き、4月は、おとといの時点で210人分の血液が不足しています。

また、新型コロナのワクチン接種をした人の献血については、国が対応を協議している段階で、現在は、献血の受け入れが制限されています。県内では4月から医療従事者を対象にワクチンの先行接種が始まったこともあり、今月の医療従事者からの400ミリリットル献血は、2020年の同じ月よりも大幅に少ない28人分にとどまっています。

県赤十字血液センター献血推進課・眞喜志淳課長は「2021年4月は医療機関での献血実施はあったんですけど、これが、ワクチン接種のからみで、献血をご辞退いただいたところもありまして、今後それが全国民になってしまうと、かなりいま厳しい状況になるだろうと考えております。」と話しました。

ワクチンを接種した人の献血の受け入れについて、国の指針が示されるのは早くても4月末以降となっています。

1989年から集団献血に協力している大興建設・富濱宏幸さんは「48回から49回くらいですね、誰かの役にたてる、たってるんだなという思いで毎回参加させていただいています」と話しました。

県赤十字血液センター献血推進課眞喜志淳課長は「不要不急の外出は控えるということはありますけれども、献血だけは不要不急にあたりませんので、ぜひ県民の皆さんに献血にご理解いただいて、献血にご協力いただければなと思います」と話しました。

県赤十字血液センターでは、血液を計画的に確保するため、集団献血の協力を呼びかけています。

コロナ感染拡大で献血が厳しい状況