コロナ病床確保へ 関係病院長会議

国のまん延防止措置が始まって1週間あまり、県内のコロナ感染拡大は止まらず、コロナの病床数もひっ迫していることから、知事自らが各病院に要請しました。

県は4月19日、医療機関と会議を開き、緊急な対策方針について話し合いました。

玉城知事は「まずは病床確保計画に基づく病床をしっかりと確保して頂くこと、そして新型コロナウイルス感染症患者の受け入れを担って頂いている医療機関のみならず、多くの医療機関の皆様に新型コロナウイルス感染症患者の受け入れ等をお願いしたいと考えております」と述べました。

コロナ病床確保へ 関係病院長会議

4月19日夜に開かれた関係病院長会議には県をはじめ、コロナ患者を受け入れる医療機関51施設が参加しました。

会議ではコロナ病床がひっ迫している中で、重症化した患者の入院調整や病床の確保が困難であることから、今後のコロナ病床の確保計画や医療提供体制など5項目が話し合われました。

そのなかで現状のコロナ病床の稼働状況がおよそ8割で、残り2割はベッドはあるもののスタッフの確保ができず、人員不足を理由に医療機関が拡大できない状況にあるということです。

県は、緊急対応方針として重点医療機関の病床数を536の確保をすること決めていて、今後、重症な治療が必要な患者をいくつかの病院で集約する体制や重症な患者で比較的落ち着いた患者を中等症を診ている医療機関に転院させる仕組みなどを説明しました。

また現場の人員確保のため、コロナ対応をしている病院の外来受付を周辺の病院で受け入れられるよう連携を求めました。

県はこの方針を今月中には国へ提出し、県の方針の調整が整った医療機関から進めていきたいとしています。

新型コロナ 感染者数115人 フェーズも「5」に

感染拡大が増加傾向にあり、ひっ迫する医療現場について、全県的な医療フェーズが一番上の「5」に引き上げられました。

県によりますと4月20日、新たに10歳未満から90代の男女あわせて115人の感染がわかり、累計は1万1652人となりました。感染がわかった115人のうち23人は感染者との接触がわかっていますが、残りの8割にあたる92人の感染経路が不明です。

4月19日の行政検査で148人の再検査が行われ、16人の陽性が判明し、4月19日の感染者数は48人となりました。

4月20日は那覇市と宮古島市の飲食店と那覇市の教会、さらに家族内と4つのクラスターが発生したことがわかりました。そのうち、那覇市内の教会では会食しながら集会を行ったことで、8人の集団感染となってしまいました。

また、4月18日までの1週間における実行再生産数は0.98で前回の値よりおよそ0.4減りました。ただ、県は「ほぼ横ばいの数値」と見ていて、医療機関のひっ迫が続いているため、引き続き不要不急の外出をしないよう注意を呼びかけています。