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任期満了にともなううるま市長選挙がきのう告示され、新人2人による一騎打ちとなりました。市政の継承か刷新かが大きな争点になります。

うるま市長選挙に理候補したのは届け出順に無所属新人で、前うるま市議会議員の中村正人さん。同じく無所属新人で、沖縄国際大学名誉教授の照屋寛之さんの2人です。

今回の選挙は、今期限りで退任する現市長の後継として市政の継承と発展を訴え、国政与党などが推薦する中村さんと市政の刷新を訴え、多くの県政与党が推薦する照屋さんの一騎打ちの構図になりました。

旧具志川市議時代を含め、6期22年市議を務めた中村さん。市民生活に大きな影響を与えている新型コロナに対し様々な産業や事業への支援などを柱とする公約のほか与勝地域までの高規格道路の建設なども訴えています。

現市長の島袋市長も、市民に中村さんへ市政の継承を呼びかけました。

島袋俊夫市長「12万5000市民の幸せとうるま市の繁栄、かじ取りを中村正人候補にゆだねていただきたい」

うるま市長選告示 新人2人の一騎打ち

中村正人候補「島袋俊夫市長からバトンを受け継ぎ、しっかりと市民と寄り添い現場主義で皆様と一緒になってこの街を築きあげてまいります」

これまで37年間大学で教鞭を取り、行政学などを研究してきた照屋さん。給食費の段階的無償化や返済不要の奨学金の創設など、教育関連の公約を重点に訴えたほか、新型コロナ対策や市長給与50%削減などの公約を掲げています。

うるま市出身の玉城知事も応援に入り、うるま市の発展のため、照屋さんへの支援を呼びかけました。

玉城知事「照屋寛之候補を当選させて、新時代沖縄とともに新時代うるまを一緒に作っていこうではありませんか」

うるま市長選告示 新人2人の一騎打ち

照屋寛之候補「今までなかなか変わらなかった、変わらなかったんだったら市長を変えてみればいいんじゃないですか。人材育成をするためにも均衡ある発展をするためにも、透明性ある街づくりをするためにも、私照屋が市長になるしかないじゃないですか」

新型コロナによる影響に加え、失業率の高さや子どもの貧困などの問題を抱えるうるま市。市政の継承か刷新か、有権者の判断は今度の日曜日に下されます。

うるま市長選はきょうから期日前投票が始まり、今度の日曜日に投開票が行われます。