来年1月の全国大会「春高バレー」の代表校を決める県予選。3年生が参加できる最後の大会です。その集大成、より特別な思いを持って臨んだのが宮古総実・伊良部の連合チームです。

春高バレー県予選 伊良部高最後の大会

おとといの2回戦から登場したチームの要は、セッターで唯一の伊良部3年、仲間成南(せな)くん。そして宮古総実のエースでキャプテン、上原奏(そう)くん高校は違えど小中はチームメイト。

生徒数の減少で今年度閉校する伊良部高校。春高やインターハイ出場など伝統あるバレー部も成南くんが最後の1人。その成南くんに連合チームでの出場を持ち掛けたのが奏くん。2回戦は快勝で上々の出だしとなりました。

春高バレー県予選 伊良部高最後の大会

伊良部高校・仲間成南選手「最後ということで、いい結果を残さないといけないというプレッシャーは多少はあるが、自分の最後の試合でもあるので、楽しく試合できればと思っている。」

宮古総実・上原奏主将「自分たちが最後に役に立てるように、伊良部高校のために、成南くんのためにも頑張りたい。」

迎えたきのうの3回戦。連合チームを支える3人の3年生の1人、棚原雄仁(ゆうじん)くんと体をほぐす成南くん。試合で着るのは宮古総実のユニフォーム。ですが伊良部高校の成南くんのユニフォームも飾られチームを見守ります。

豊見城高校との試合は序盤接戦となりましたが、ここでは後輩たちが奮起。

宮古総実・立津優和選手「3年生のためにも自分が活躍して、絶対に春高に行ってやるという気持ちだった。」

チーム一丸で得点を重ねます。セットカウント2-0で勝ち、ベスト8進出。

春高バレー県予選 伊良部高最後の大会

そして準々決勝は第1シード美里工業との試合。第1セットを先制され迎えた第2セット。優勝候補を相手に後がなくなります。それでも、連合チームは最後まであきらめることなく、はつらつとしたプレーを見せました。しかし、3年生、そして伊良部高校にとってのラストゲームとなりました。

伊良部高校・仲間成南選手「こういう(連合チームの)形で来られたのも、周りの方々のおかげ。ここまで続けてこられたのも、奏くんのおかげでもあるしありがたい存在。」

宮古総実・上原奏主将「1、2年生たちも自分たち(3年生)のために一生懸命頑張ってくれた。成南くんもいいトスをくれたり、伊良部高校の最後の一人にふさわしい男だと思った。」

春高バレー県予選 伊良部高最後の大会

宮古総実・棚原雄仁選手「頑張ってくれてありがとう。とても助かった。」

笑顔も涙もあった連合チーム。3年生たちは最後、晴れやかな表情を見せました。

コロナ対策で会場には入れませんでしたが、伊良部島から成南(せな)くんの家族を始め、応援団も駆けつけていました。伊良部高校バレー部最後の頑張りに目を細めていました。

春高県予選はきのうまでにベスト4が出そろい、明日3日に男女代表校が決まります。