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辺野古の新基地建設で、大浦湾に広がる軟弱地盤を固める方法を議論する国の技術検討会で配布した資料の中に、20カ所でミスが見つかり、修正していたことが明らかになりました。

4月1日の技術検討会では、これまで配布してきた資料の中で見つかった土の強度を示す図や護岸の安定性を計算する数値など、20カ所の間違いを修正をしたことが明らかになりました。

国は「工期や経費に影響ない」と説明していて、委員からも「これまでの議論に影響はない」としています。また、水深70mより深い場所が軟弱であることを示すデータが見つかった地点について、すでに強度が確認された周辺の地層と同じだとして「再検討の必要はない」という認識も共有しました。

これまで、地質の専門家などが追加の調査を求めていましたが、国は実施しない考えを示していて、これを追認した格好です。

国は、軟弱地盤を固める工事の技術的な議論について一通り終えたという認識で、県への設計変更の申請時期は、環境に与える工事の影響を議論する「環境監視委員会」を開いた後になる見通しです。